2006.03.05

岩瀬様と煤竹(3)

G-20060305
○G-20060305-1(442Hz -14c(-35c)/18℃/岩瀬煤竹-1節/内径15.6mm/オクターブ比1.98-2.04/指孔10.5mm)
○G-20060305-2(440Hz -5c(-27c)/18℃/岩瀬煤竹-1節/内径16.2mm/オクターブ比1.99-2.04/指孔10.5mm)

 岩瀬様の煤竹でG管を2本作成しました。どちらもオクターブ比もよく高音もよくでます。古代人の煌燻竹でつくった1本に比べ若干音がこもる気がしますが、燻製の方法というよりは元のメダケの厚さによるのかもしれません。岩瀬様に送っていただいた竹は3本とも肉厚でした。
 岩瀬様にはお礼をかねてこのG管の1本と黒い煌燻竹を1本とホウライチクを1本の3本を返送させていただきます。

 岩瀬様どうもありがとうございます。もしよろしければ感想など聞かせてくださいね。

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F,G,B♭-20060301

FGB-20060301
○B♭-20060301-1(440Hz -9c(-22c)/18℃/ホウライチク-1節/内径16.5mm/オクターブ比1.96-2.03/指孔10mm)
○B♭-20060301-2(442Hz +15c(+22c)/18℃/ホウライチク-1節/内径15.2mm/オクターブ比1.94-2.00/指孔10mm)
○G-20060301-1(440Hz -2c(-10c)/18℃/ホウライチク-1節/内径16.2mm/オクターブ比1.97-2.02/指孔10.5mm)
○F-20060301-1(440Hz -4c(-16c)/18℃/ホウライチク-1節/内径19.7mm/オクターブ比1.99-2.01/指孔10.5mm)
 2005/11に富士竹類植物園で採ったホウライチクがだいたい乾いたので3年は待ちきれず何本か笛にしてみました。Fはまだ緑が少し残っています…。しかし元々表面が黄色くなった古い竹を伐ったためか管内壁は昔「リブレット加工」でかいたように筋が入っています。このためか管頭の形状が違うせいか微妙にメダケの式の位置と正しいピッチの位置が違うようです。またオクターブ比もメダケでは管尻側から管頭側に向けて下がる一方なのですが、下がったりあがったりしながら徐々に下がっています。
 吹き心地の感想は作成直後と数日後では感想が変わっていることがあるので今日もう一度みました。

 どれも太めであることもあり低音は素晴らしくよいと思います。しかし高音が少しさみしい。そのためB♭がいまいち満足できません。干す期間が足りないためでしょうか…。
 特にGとFが

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2006.02.04

たぬ母特製笛袋 -住吉神社用

fue-bag2 ありがたいことに笛袋続きです。

 住吉神社の笛は今9本あって紙の箱にまとめて入れて倉庫に保管されています。その話をたぬ母にしたところサプライズプレゼントで、住吉神社用の笛の袋を9つ作ってくれました!!色も紫で裏地もちゃんと作ってある凝った作りです。ありがとう!今度神社にいく時に持って行きたいと思います。

 …はやく神社の曲の練習しないと…5曲中まだ3曲目です。


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2006.01.29

たぬ妻特製笛袋

fue-bag たぬ妻特製笛袋ができあがりました。使う笛が増えて持ち歩く時に笛袋を取り替えているのを見て複数本笛の入る袋がを作ってくれました。上からF管、佐原囃子五本(風音)、G管、住吉神社五本、C管が入っています。しかも「竹主喜」の刺繍入りです!ありがとう我が妻よ!愛してるよ!


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2005.12.24

クリスマス特別企画♪「ちくわ笛の音色を聞いた!!」

※The Lit City Museum ちくわの世界

chikuwa
※画像をクリックで動画をみれます
 クリスマス特別企画♪に前から噂に聞いていたちくわ笛に挑戦してみました。岡山にちくわで演奏をされる方がいるとか。そんな音がなるものかどうか…。  店でみつけた商品名につい惹かれてしまいました。試すこと約1時間…鳴りました鳴りました!ちくわの世界のHP程ではないですが確かに鳴りました。  ただ「竹笛」ちくわは長さが短いのかうまく鳴りませんでした。動画に使ったのは、山穂平塚水産(株)製の厚・焼ちくわがそれなりに長く、堅くてよかったです。

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2005.12.23

煌燻竹でG管とC管

GC-20051223
○型番:G-200512235-1(442Hz -9c(-40c)/18℃/煌燻竹-1節/内径16.1mm/オクターブ比1.97-2.04/指孔標準10mm)
○型番:C-200512235-1(442Hz+7c(-19c)/18℃/煌燻竹-1節/内径13.9mm/オクターブ比1.94-2.04/指孔標準10mm)
 黒光りする煌燻竹でG管とC管を作成してみました。細めの依頼が入っていたのでGもCも細め+指孔小さめで作成しました。指孔も焼くのでほんとに真っ黒です。肝心の音ですがG管では甲音が柔らかくなっているように感じます。細め・指孔小さめなので竹主喜の好きなぬけのよさはないのですが、丸い音がするようです。妻いわく銘は「悠久」だそうです。
 C管は細かったせいか特徴を感じるほどの違いを感じませんでした。何本か作ってみて比較したいと思います。

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2005.11.12

三匹獅子舞の6孔笛

岩茸さん時間かかってしまいました。三匹獅子舞で使っている6孔の笛を調べてみました。

○浅草の宮本太鼓店で買ったそうです
○笛頭には(五)とありました
○銘は獅子田です
○以下が笛のピッチ測定ですが、かなりなりやすくオクターブ比も1.99-2.05とかなり優れています

 
440HzB♭平均律(Hz)176015681397124511751047932880784698622587523466
測定(Hz)172414951347122111171014850865760685619560509414
セント-36%-83%-64%-34%-87%-55%-157%-30%-55%-34%-9%-83%-49%-199%
オクターブ比1.991.971.971.971.991.992.05-

また岩茸さん作成の六穴篠笛用ドレミ運指表を試してみました。確かにドレミに聞こえました。
以下気づいた点です。

中音のミ [●●○|●●○] → [●●◎|○○○] の方がよかったです。
高音のド [●●○|●●○] より上はどうも音がずれてしまっているようです。
中音のシ[●●●|●●◎] これは単に1メが竹主喜は苦手で難しいです。

ありがとうございました。きっとこれは将来で使う機会があると思います。
 

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2005.10.25

G-20051025-1

G-20051025
○型番:G-20051025-1(442Hz -7c(-31c)/28℃/女竹-1節/内径17mm/オクターブ比1.98-2.04/指孔標準11mm)
 何と日付を見ると2ヶ月ぶりの製作です。コンサートに行ったり演奏したり遊んだりしている間にたぬ笛の引き合いがあってG管がとうとうなくなってしまいました。くるみのスモーク材で燻した1本です。内径17mmと太めで指孔11mmのため「都会的な」明るい音がします。反対に少し軽い音のような気もします。2と3の音の輪郭が少し甘い気がするのも変わっていません。よくも悪くも前作とほぼ同じ安定した出来です。
笛によってなったりならなかったりする初心者の妻が吹いたらすぐなっていたのでなりやすい方だと思います。

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2005.09.17

岩瀬様の笛

 岩瀬様よりF管、G管、A管を送っていただきました。9/7にいただいていたのですが今日やっと笛に向かうことができました。岩瀬様お待たせしました。なお計測温度は28℃です。
iwase-FGA
 笛にバンスリのようにマジックで型番が書いてありました。日付を元にした数字なのが何だか竹主喜と趣味が一緒!とほのぼのしてしまいました。では早速吹いて測定してみました。

○型番:2005-05-13-3F(F管)

  甲シ甲ラ甲ソ甲ファ甲ミ甲レ甲ド 乙シ乙ラ乙ソ乙ファ乙ミ乙レ乙ド
440Hz平均律(Hz)131911751047932880784698659587523466440392349
測定(Hz) 126511651045936888802722 680608540483452405354
セント-72%-15%-3%7%16%41%60%56%63%57%64%49%59%24%
オクターブ比1.861.921.941.941.961.982.04-

 内壁は濃い柿渋で塗られています。糸巻きもきれにまかれていて丁寧に書こうされています。ただちょっと音のずれが大きかったです。指孔が10mmで小さめなので吹き心地に抵抗がありました。

○型番:2005-08-02-2G(G管)

  甲シ甲ラ甲ソ甲ファ甲ミ甲レ甲ド 乙シ乙ラ乙ソ乙ファ乙ミ乙レ乙ド
442Hz平均律(Hz) 1487132511801051992884788 743662590526496442394
測定(Hz)1450131011711051990890792745661595526496444390
セント-44%-20%-14%0%-4%12%10%4%-3%15%1%0%8%-17%
オクターブ比1.951.981.972.002.002.002.03-

 内壁は柿渋ではなくよく磨いて油を引いてあるようです。何の油でしょうか。
 かなり楕円形なのですが長径側に指孔を開けておられます。オクターブ比は1.95以上とこれなら吹いていて違和感ありません。442Hzよりも若干高めのなっているようです。

○型番:2005-06-13-4A(A管)

  甲シ甲ラ甲ソ甲ファ甲ミ甲レ甲ド 乙シ乙ラ乙ソ乙ファ乙ミ乙レ乙ド
440Hz平均律(Hz)16611480131911751109988880831740659587554494440
測定(Hz)164014801333119211201007900865765684601561503440
セント-23%0%20%26%18%35%40%74%60%67%41%21%33%0%
オクターブ比1.901.931.951.982.002.002.05-

 こちらも柿渋が内壁にぬられています。厚さ4mmとかなり暑い竹を使っておられます。A管なら10mmもまずまず。しかし音のずれがFよりはよいですが気になるほど大きいです。

各管共通孔サイズ

内径歌口1孔2孔3孔4孔5孔6孔
17.3mm13.1mm10mm10mm10mm8mm
Aは7mm
11mm
Aは10.5mm
10mm

 総じて丁寧に作られており、1本1本丁寧に作る気持ちが伝わってきました。
 歌口の中心は節からA(28mm),G(29mm),F(41mm)とたぬ笛の25mm前後より若干管尻よりのようです。
 F管は距離をとりすぎてオクターブ比が下がってしまっているのでしょう。しかし型番から見るに月を追う毎に音程が合ってきているようで熱心に取り組んでいらっしゃる様子が浮かんできます。
 G管をいただいてよいですか?週明けにたぬ笛のG管を送りますね。

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2005.08.21

G-20050821

G-20050821
○型番:G-20050821-1(442Hz -8c(-26c)/30℃/女竹-1節/内径17.3mm/オクターブ比1.98-2.04/指孔標準11mm)
 2週間ぶりです。前回懸案だった鳴りですがどうも竹主喜の唇がずれはじめていたようです。歌口から唇を離し気味にしていて甲音が悪くなっていたようです。毎日の練習で再度アンブシュアをさがして安定させました。

 原点に戻り燻製竹ですが若干音が丸くなっている気はしますが10H程度の時間ではそれほど変わらない気がします。内壁も色がついていますが、断面までは煙がしみこんでいないようですから。
 笛の出来としてはなかなかよいです。指孔もペーパー#2000仕上げにしてきれいになりましたし、指孔全て11mmのおかげでオクターブ比もかなり上出来です。

 ここしばらく笛を作る気力が失せていたのですが、来月妻ともども13の月のキャンプに呼んでもらうことになりそうなのでその時用に作りためる気力が戻ってきました。

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2005.07.30

G,C-20050730

CG-20050730
○型番:G-20050730-1(440Hz -0c(-32c)/30℃/女竹-1節/内径17.3mm/オクターブ比1.96-2.04/指孔標準11mm)
○型番:C-20050730-1(442Hz -16c(-19c)/30℃/女竹-1節/内径16.1mm/オクターブ比1.93-2.02/指孔標準10mm)

 20H燻製した竹の笛です。結論から言うと失敗作です。乙音は確かに豊かになるのですが甲音が鳴りにくいのです。指孔は大口径はんだごて+紙ヤスリに変更してきれいな円になりました。にもかかわらずGx2,Cx1の全てで同じ傾向なので竹の違いと思われます。
 残念ながら実験は失敗ですが、何が違っているのか調べてみたいと思います。

2005/08/02更新
 今日リシ笛教室の前に笛をアルコールで内壁を掃除しました。すると妙に鳴りが悪くなってしまいました。
燻製の竹はかなり粘ついているのでアルコールで拭いています。粘つきは、燻製の煙の主成分で抗酸化作用を持つフェノール類だと思われますが、成分上アルコールに溶けるためアルコールを使って軽く粘つきを落としています。燻製が問題というよりはアルコールで拭いていることが問題の可能性もでてきました。
 次の検証課題にします。

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2005.07.23

リシさんにたぬ笛を見てもらいました

リシさんに3度目のたぬ笛を見ていただきました。
今回は自信作のA-20050612-2とC-20050710-1,C-20050710-2です。

総評が

たぬ笛の音色はリシ笛に比べるとヤッパ都会的なオシャレな感じカネ〜!!!!!?
??♪♪♪♪♪(笑 リシのはモ〜ド〜仕様も無い程ド田舎ソノモノだもんネ〜・・
・・!!!!!♪♪♪♪ゲラゲラ!!!!!!♪♪♪♪♪♪)

 だそうで…。確かによくいうとたぬ笛は明るい元気な感じ、対してリシ笛は深みのある音がします
 きっとたぬ笛は基音を442Hz(リシ笛は440Hz)にしていますし、なるべく円筒な管を選んでいます。



 大体平行の円筒管(今回のたぬ笛♪♪)が反応良シ、軽い息で
鳴り易ク(女性に向くネ!!♪♪♪)、計算も詰めれるンで性能モ良ク、でも吹くノ
に多少のコツか慣れガ要るカね!!!???

管頭太めの円錐管(大体のリシ笛♪♪)が、特に初心者には鳴らし易ク(例外人アリ
!!♪♪♪苦笑)、ボワッと深い音色!!!♪♪♪♪♪ 息が多めに要ルね・・・・
!!!!!♪♪♪(ゲラゲラ!!!!!♪♪♪♪♪)


 だそうでこの辺の違いが「都会的なおしゃれ」になっているのかもしれません。

 改良点として

 先ず見た目から!♪♪ 指孔曲がって付いテル・・・!!!!(笑) 実際演奏スル
時はアンマリ気に成らない程度ダケド、マ〜真っ直ぐの方が持ち易いダロウし、曲
がってると指孔同士の距離も変わって(笑)、音程も微妙に変わって来るヨ〜!!!
!!♪♪♪♪♪♪

孔と管尻が少しガクガクしてるネ〜・・・!!!!!♪ コレは音色に影響スル
よ〜、ツマリ全部真ん丸デ平らダッタラ・・・・(笑)、リシ笛に近い音色に成るッ
テ事!!!!!♪♪♪♪♪♪♪♪


 だそうで、はんだゴテの直径を大きくする前と後を比較してもらい改善されてはいるようです。
ただ今まで彫金用のヤスリを使っていたのが削れすぎていたのかも。再度ペーパにもどしてよい番目を探ってみます。

 リシさんいつもいつも本当にありがとうございます。これからも精進しますね。

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2005.07.18

G-20050717(竹の燻製の笛)

G-20050718
○型番:G-20050718-1(442Hz -6c(-28c)/29℃/女竹-1節/内径17.0mm/オクターブ比1.99-2.03/指孔標準11mm)
 竹の燻製を使って作ったG管です。しかしいい香りがしていたのは竹表面と端だけらしく長さを切って笛にすれば今までと変わりませんでした。竹表面の色はかなり黄色くなりましたが、まだ若干緑が残っていますし内壁への煙は管端から5cmぐらいしか入っていなかったようです。
 次週10H燻製をした竹と笛で再度燻製挑戦します。

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2005.07.16

プロに笛を買っていただいた日

 とうとうカオンさんにA管を買っていただきました!ピッチのバランスはとれているとのことで、+20cになるようかなり高めに調整した管を選んでいただきました。B-MADさん同様(リシ笛に比べ)音色に物足りなさを感じるとアドバイスを受けています。自分でも指孔を大きくしてヌケのよい元気な音だけれど音色のパターンが少なく味わいがない気がします。まだ若いのでしょうねぇ。
 若いながらもプロに持ってもよいと思ってもらえるようになれたのは我ながらうれしいかぎりです。どう円熟させていくか、今後も精進いたします。

 さて今回カオンさんとのやりとりで学ばせていただいたことがあります。
 カオンさんはリシ笛G管を売る時に磐笛で浄化の儀式をされていたことがあります。
 カオンさんに笛をお渡しした時、複数本をそのまま渡したのですが、持ち帰られる時は用意されていたアジアテイストの布に包まれていました。
 お返しいただいた時は半紙で中央部を巻いていただいていました。
 こうした笛1本1本を通して使う方への心づかいがまだ足りていなかったなぁと勉強させていただきました。

 ありがとうございます。

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2005.07.10

C-20050710

C-20050710
○型番:C-20050710-1
 (440Hz -10c(-18c)/28℃/女竹-1節/内径15.3mm/オクターブ比1.94-2.02/指孔標準10.5mm)

 4孔に激しい割れ入ってしまいました。ピッチは実感値-20cぐらいで低めです。柔らかい音色です。
○型番:C-20050710-2
 (440Hz -3c(-18c)/28℃/女竹-1節/内径14.6mm/オクターブ比1.96-2.02/指孔標準10.5mm)

 一番乾燥している竹を選びました。持った感触も堅い感じですが、音色も堅い感じで20050710-1とは好対照です。

 今までC管は指孔標準10mmだったのですが10.5mmにするとヌケが違うのが分かります。
 リシさんに久しぶりに見ていただく笛ができました。

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リシ笛チイC購入

 リシ笛チイC購入を申し込んでいてついに3番目の順が回って来ました。郵便局に受け取りに行って来ました。
リシ笛は十分以上に乾燥していますが、ナガシンクイムシが万が一にも移らないよう別の環境で手を洗って試奏しました。
 リシ笛はこれで4本目ですが、実はたぬ笛を作り出してから購入するのはこれが初めて。せっかくなのでいつものシートでサイズからピッチまでデータをとって研究させていただきました。リシさんも太いの(内径14.2mm)から細いの(12.6mm)まで、指孔も大きいの(11mm)から小さいの(10mm)まで混ぜてくださってありがたいかぎりです。結局6本の内から選んだのは後でコメントを見ると以下でした。やっぱりというか。

C+10c/23°ヒビ割れが入って居るヨ・・・!!!乾燥地域では段々吹け無くナルかも!!?新登場!!
魔笛 4万 指孔ヤヤ大きい!
抜ける明るい音色♪
音階性能バツグン!!♪

 このリシ笛たちに刺激を受けてC管を指孔標準10.5mm(10mmドリルであけ焼くと10.5mmになる)を作ってみました。しかしたぬ笛は音階だけならけっこういい線行っていると思いますが、リシ笛にポイントはいろいろありますが指孔の加工の美しさはどうしてこんなにきれいなのかなぁ…

 それとリシさんミシェルさん娘さんのお誕生おめでとうございま〜す!

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2005.06.18

癒しの笛を広げる

 ここ数日妻の知り合いと何人か会っているのですが、たぬ笛に興味をもってもらって続けて3本、お売りしたりさしあげたりしています。オカリナをやっていたりフルートをやっていたりされてその場で簡単な曲まで吹ける方が2名。うち一人は来週ペルーに行くそうで、『向こうで「コンドルは飛んでいく」を吹いてくる』とまでおっしゃってくださいました。
 みなさん大事に吹いてくださりそうな方にもらい手が決まってうれしいです。
 縁が続いてありがたい限りです

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2005.06.12

A-20050611&20050612

A-20050611_12
○型番:A-20050611-1(442Hz -1c(-16c)/29℃/女竹-1節/内径15.5mm/オクターブ比1.97-2.02/指孔標準10.5mm)
○型番:A-20050612-2(442Hz +2c(-16c)/29℃/女竹-1節/内径16.1mm/オクターブ比1.97-2.03/指孔標準10.5mm)
 さあカオン先生に依頼を受けているA管の製作開始です。まずは習作でデータとりのつもりで何本か作ります。
オクターブ比も大体1.97以上になってきました。また筒音の最も低い音も20c以内に収まるようになってきました。3ヶ月前ぐらいは40c以内に収まる程度だったので一歩前進でしょう。
 方法として筒音の音を甲音は少し高め、乙音は少し低めにして±20cに収まるようにしました。筒音甲音をピッチ合わせて全ての指孔を開けた後に、管尻を数mm切って調整しています。
 今回2本作りましたが、乙音はすごく鳴りやすいのに比べ甲音のヌケが足りないような気がします。指孔10.5mmはA管には大きすぎたかな…。来週の続きが楽しみです。

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2005.06.05

C-20050605

C-20050605
○型番:C-20050605-1( -2c(-22c)/28℃/女竹-1節/内径14.0mm/442Hz/オクターブ比1.96-2.03/指孔標準9.5mm)
○型番:C-20050605-2( -1c(-11c)/28℃/女竹-1節/内径14.0mm/440Hz/オクターブ比1.97-2.02/指孔標準9.5mm)
 A管に入る前にリシさん見てもらう分のC管まとめて作りました。オクターブ比も大体安定して0.5〜0.7程度に収まるようになってきました。(2)は少し低めで作りました。しかし鳴りは前回のC-20050528-2の方が若干よかった気がします。
 それと今日は笛を作り出してほぼ1年。部屋の大掃除をしました。今までは残していたPCの部品などを大幅に捨てました。今更SCSIのケーブルなんてつかうことはないでしょうし。これで電脳室から竹笛工房にまた一歩変わりました。

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2005.05.31

まさどんG管第二号

 まさどんさんが作られたG管をお借りしてきました。カオンさん、B-MADさん、たぬで吹きましたが第一印象は高音ののびがよい!実際3オクターブ目のファまできれいにでました。カオンさんにまさどんさんにもう少し細めで篠笛7孔を作ってはどうか?といわしめるぐらい。
 しかも低音は篠笛の高音の伸びのよさに加えリシ笛ゆずりの豊かさがあります。

 測定してみました。
内径15.4mm/節3mm+20mm=歌口/歌口12mm,指孔全て9.4mm
22℃ 442Hzで+18c詳細下/オクターブ比1.96-2.01

 1孔2孔3孔4孔5孔6孔筒音
孔位置(節から)200mm229mm263mm298mm317mm357mm416mm
低音757Hz676Hz603Hz539Hz508Hz447Hz395Hz
33%37%39%45%43%20%6%
中音1486Hz1325Hz1180Hz1055Hz994Hz892Hz792Hz
-1%1%0%6%3%16%10%

 平均+18cは実感+10で+28cぐらいでしょうか。少し高めにチューニングされたオクターブ比も最高の笛でした。2本目でこんないい笛ができるとはまさどんは笛づくりの才能があったんですね。いい笛づくりの友人がまた一人増えました。これからもよろしくね。
 ちなみにこの笛はひびわれかけているのが残念。糸巻して割れが広がらないようにされてはと思います。

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2005.05.29

C-20050529

C-20050529
○型番:C-20050589-1( +1c(-22c)/22℃/女竹-1節/内径11.5mm/442Hz/オクターブ比1.98-2.03/指孔標準9mm)
○型番:C-20050589-2( +3c(-8c)/22℃/女竹-1節/内径14.0mm/440Hz/オクターブ比1.95-2.02/指孔標準9.5mm)
 今日は昨日の続きでC管を作りました。作ろうとしたその時神からのお言葉が…。リシさん曰く指孔8.5mmとは小さいのでは…。全くその通りでございました。G管で10.5mmを標準にして指孔は大きい方が性能がいいと言っておきながらどうして8.5mm標準なんて作ってたのかなぁ。内径わずか11.5mmの(1)はオクターブ比は最高レベルです。鳴りは(2)の方がよい。これなら現状自信をもって5/31にb-MADさんに持って行けます。

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2005.05.28

C-20050528-2

C-20050528
○型番:C-200528-2( +9c(-19c)/28℃/女竹-1節/内径13.5mm/442Hz/オクターブ比1.93-2.02)
 歌口側を1孔として、C管では特に狭い4孔と5孔の間を広げました。指孔標準8.5mmに対して4孔を8mmに小さくして歌口側によせ、、5孔を9mmに大きくして管尻側に寄せました。これでC管でも人差し指と中指がぶつかりません。
 また+9cとありますが、筒音の低くなった音を含めた平均なので+20cぐらいの高めの笛になっておりオクターブ比もよくないのですが、鳴りがよいのです。5/31にB-MADさんに渡してみたいと思います。
 ちなみにB-MADさん、このC管は試し吹きの曲はついHappyHappi!が口をついてしまいました。2オクターブ目が続いても楽々でした。

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2005.05.17

リシ笛教室(15)

 いきなり曲が上級になりました。曲はコンドルは飛んでいくなのですが、こういうのが人前で吹けるようになればなぁと思います。しばらく練習します。
 今日は竹主喜のちょうど誕生日でもあり、みんなで「Happybirthday to you」の曲も合奏しました。自分も合奏に入ったのですが自分の誕生日に曲を合奏してもらうという、今までにないとれもうれしいプレゼントでした。

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G-20050517

G-20050517
○型番:G-20050517-1( -3c(-26c)/21℃/女竹-1節/内径16.0mm/442Hz/オクターブ比1.98-2.03)
 今週末は視覚障害のご夫婦のお宅に遊びに行く予定です。以前伺った時には竹主喜のつたない笛を演奏したので、今度は彼らが演奏できる笛を作ろうと思いました。オクターブ比は5/4のC管並にいい笛になりました。鳴りも指孔がふるえるほどよいのですが高音にかすれが入るようです。
 他に何本かあるので見てもらうのが楽しみです。

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2005.05.15

K7-20050515

K7-20050515
 5/7に割れてしまった7孔篠笛を再度作成しました。+10c〜+20cぐらい高めになりました。
 鳴りはよいので今度の篠笛の練習で試してみます。

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2005.05.07

膜笛G管をいただきました

G-minteki
 篠笛の会に行くとメンバーに一人から中国旅行のおみやげで膜笛G管をいただきました。今週は忙しくて吹けませんが来週じっくり遊んでみたいと思います。やった!

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K7-20050507

K7-20050507
 以前7孔の篠笛を作ってから内壁の磨き等作り方が大きく変わったので、再度7孔篠笛を作りました。
午前中に作って篠笛の会の練習でピッチの確認をしようと思っていたのですが、見事に割れてしまいました。
午前中まで雨が降っていて湿度が高い室外にいきなり持ち出したためでしょうか。残念。また作ります。

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2005.05.04

C-20050504

C-20050504
○型番:C-20050504-1( +8c(+29c)/26℃/女竹-1節/内径13.2mm/442Hz/オクターブ比1.96-2.01)
 天気もよく気圧も高く、湿度も低い絶好の笛づくり日よりです。休みにしては早起きしてシニアさん用C管を作りました。竹もC管の太さで最も乾燥していてすっかり黄色になった竹を選びました。内壁は乾燥の証の筋ができています。指孔位置も今までのC管のデータを見ながら推敲を重ねて開けました。今までで最もよい出来のC管になりました。管尻でオクターブ比2.01なので筒音もずれていません。しかも全開音でオクターブ比1.96とかなりいいです。少し高めにチューニングする意図も+8cと思った通りになりました。鳴りもよいです。指孔を押さえている指に竹の振動を感じるぐらいです。今日はもうこれ一つで満足です。

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2005.05.01

C-20050501

C-20050501
○型番:C-20050501-B1( -32c(-90c)/28℃/女竹-1節/内径13.0mm/442Hz/オクターブ比1.91-2.06)
○型番:C-20050501-B2( -33c(-90c)/28℃/女竹-1節/内径14.5mm/440Hz/オクターブ比1.94-2.03)
○型番:C-20050501-3( +7c(-35c)/28℃/女竹-1節/内径12.5mm/442Hz/オクターブ比1.95-2.04)
 久しぶりに笛に向かう時間ができました。あまりに久しぶりだったせいか勘が鈍っている…  指孔をいつもは8mmなのですが、8.5mmで大きめにしようと思ったのですが、4孔(右手人差指)と5孔(右手中指)の距離が近くて演奏しにくくなってしまいました。後最初の2本は全体的にかなり低めになってしまったし…。
 ちなみに笛が縞々なのは女竹で表面に縞ができているものを使ってみました。  B-MADさんのお友達少しお待たせしてしまいます。すみません。

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2005.04.24

笛三昧の一日(4)

今日も篠笛はなくリシ笛教室だけでした。
教室の外の竹林に出てしばらく演奏をしました。実に気持ちのよいでも夕方はまだ少し寒い春の日でした。
今日の新しい曲はこきりこ節の三重奏。笛の三重奏は初めてです。まだ初めてのメロディーはなかなか覚えられませんが実によかったです。
恒例の食事会では急遽公開ジャンベ教室になり、ジャンベチームと笛チームで即興合奏をしました。
合っている瞬間もあったぐらいでしたが太鼓との演奏は合奏とはまた違った楽しさがありました。

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2005.04.05

B-MADさんに進呈したG管が割れました

G-20050115-3-ware2G-20050115-3-ware B-MADさんに進呈したG-20050115-3が割れたと聞いたので交換しようと見せてもらいました。
激しく割れていました…。どうも原因は管頭の柿渋の漬け方が不均等だったようです。
丁寧につくらないといけません。反省。

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2005.03.29

竹の横笛にリッププレート

 オクターブ比の改良ははかばかしい結果を得られていませんが、ふとひらめきました。オクターブ比はそのままでもピッチのメリカリがつきやすい歌口ができたら求めるピッチの音を得られるのではないか!と。

 googleで検索したところ、ピッコロのチューンナップ というサイトが見つかりました。

lipplate-cosmos lipplate-woody

 竹の横笛もリッププレートをつけてみることで少なくとも歌口の違いがよりわかりやすくなるのでは?と思いさっそくトライしてみました。乾燥すると木になる粘土と薄くのばせる粘土を選んできました。乾くまで数日待ってトライしてみます。…つくった時点で感じましたがはかばかしい結果が得られそうな感じがしない…。バイオリオンのニスにミミズのエキスを塗るようのと同じような予感がしますが、まあ何事もトライが大事ということで…

2005/04/03更新
 木になる粘土のリッププレートは翌日には乾燥してとれてしましました。
 なんとか押さえて吹いてみても吹き心地悪いです。
 管内壁の磨きがすぎたのかどうも吹きにくくなっています。まさどんさんもG管の内壁を磨いたら味がなくなってしまったとか。
 道を見失ったというかスランプだなぁ。

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2005.03.26

N氏用D管その2惨敗

以前N氏用にD管を制作したことがありました。
 N氏用D管(D-20041219-1)
 ドイツの竹笛と移調演奏
 ポイントは[歌 ●●● ●○●]が[歌 ●●● ●◎○]と同等になって欲しいというものです。これが実現できれば調管表で2つ右まで半月なしで吹けるようになるのです。先週再度上記トライを促すFaxをいただいてトライいたしました。D管の長さの女竹はそうないので用意しておいた節抜き竹で実験しました。
 原理としてはクロスフィンガリングです。クロスフィンガリングとは押さえる孔を開けて管尻2つ分を押さえると♭にできるバロックフルートの技法で[歌 ○●● ○○○]を[歌 ○○○ ○○○]の♭としている方法です。ですので、一番管尻の孔が歌口側によっていればよいはずです。一番管尻の孔を小さくしてより歌口側によせられるはずです。
 しかしN氏が希望されている指孔は9mm程度でもあり8mmにしても5mm以下しか歌口側によりません。
 3本ほど試しましたがGIVE UPしました。音程を崩さずには難しいです。

 せっかくなので明日のカオンさん笛教室にN氏をお誘いするFaxを送りました。お返事はあるかな…

 

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2005.03.06

A-20050306

A-20050306
○型番:A-20050306-1( -9c(-28c)/20℃/女竹-1節/内径15.0mm/440Hz/オクターブ比1.97-2.03)
 ※リノキシン塗布 -リノキシン+オリーブオイルにする予定
○型番:A-20050306-2( -3c(-26c)/20℃/女竹-1節/内径14.5mm/440Hz/オクターブ比1.97-2.01)
 ※無塗布 -オリーブオイルにする予定
○型番:A-20050306-3(-14c(-40c)/20℃/女竹-1節/内径14.0mm/440Hz/オクターブ比1.99-2.05)
 ※リノキシン塗布 -リノキシンにする予定

 リノキシン塗布とオリーブオイル塗布の比較のために3本作りました。
 管尻と管頭に塗ると竹の導管がきれいに見えるようです。3本とも管頭と管尻ににはリノキシンを塗っています。
 また3本とも歌口のアンダー・ショルダーカット、内壁の#1500磨きをしています。
 リノキシンは[塗る]+[拭く]-30分乾燥-[塗る]+[拭く]とリノキシンの説明書の通り行っています。後は1週間後が楽しみです。マニュアル通りなら1週間後に耐水ぺーパで水をつけながら磨き、もう一回上塗りをするのだそうですが、固まった状態で吹き心地に違いができるか試してみます。

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2005.02.13

G-20050213

 今日はフリマ用G管のストック作成であり、端補正係数の検証を行いました。微調整は必要ですが、ほぼ計算通りに端補正係数をあてはめてよいようです。今回分かったことをまとめます。

○指孔は大きい方が笛の性能(オクターブ比)がよい
 指孔が小さいと指孔は小さくしたサイズ以上に管頭に寄せる必要があります。
 指孔は管頭に近いほどオクターブ比が下がります。
 つまり甲音に合わせると乙音が外れる度合いが大きく、笛の音程性能が下がるのです。
○指孔のサイズを変えることで音程通りにつくるには指が届きにくい場合に対応できる
 下の(3)の笛で実験しましたが、6孔を小指ではなく薬指で押さえやすくするために、5孔によせるために、6孔を0.5mm小さくしました。その結果2mmほどよせることができました。

G-20050213
○型番:G-20050213-1(-11c(-28c)/21℃/女竹-1節/内径17.4mm/442Hz/オクターブ比1.99-2.04)
 指孔は11mmです。オクターブ比は1.99〜2.04と最高の性能になりました。
 また竹主喜の指は細い方ですが、6孔を小指で押さえられるので可能なら指孔は大きい方がよいです。

○型番:G-20050213-2(-4c(-44c)/21℃/女竹-1節/内径16.0mm/442Hz/オクターブ比1.97-2.05)
 指孔10mmで作りました。これが一番バランスがよいでしょうか。しかし確かにG管はオクターブ比がF管と比べると計算値より0.5ほど低めにする必要がありました。これがリシさんがいう「G管は特別扱い」?…

○型番:G-20050213-3(0c(-40c)/21℃/女竹-1節/内径16.2mm/442Hz/オクターブ比1.95-2.06)
 指の細い方向けに指孔9.5mmで作りました。オクターブ比1.95にするにはG管では9.5mmが限界のようです。
 6孔は上記の通り0.5mm小さく9mmです。
 この笛は左利き用に歌口が竹の顔の-120度で作りました。(右利き用は竹の顔の+120度)。
 
 今回のネタは大きい!これで音程を保ったままでかなり指孔の位置の自由度が高まりました。

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2005.02.11

F-20050211
G-20050211

F-20050211
○型番:F-20050211-1(+2c/21℃/女竹-1節/内径16.3mm/440Hz/オクターブ比1.99-2.05)
 F管をもう1本作っておくことにしました。音の正確さも鳴りよさも会心です。
 歌口も目白特製ドリルで開けたためでしょうか?歌口・指孔も先フラットこてで焼いたので点々こげもありません。

G-20050211
○型番:G-20050211-1(-5c/21℃/虎竹-2節/内径16.5mm/442Hz/オクターブ比1.92-1.96)
○型番:G-20050211-2(+10c/21℃/虎竹-2節/内径15.6mm/442Hz/オクターブ比1.94-2.00)
 妻がいつのまにか「ハートの国から」を吹いていました。フリマ用に練習してくれていたようです。
 そんな妻の要望もあり指孔の小さい(通常10mmのところ8.5mm)バージョンを作りました。
 作った後で妻は笛をふく際は左利きのためこれは合わないことが分かりました。
 ちなみに左利き用には歌口を開ける位置が竹の顔の120度ずれます。また指孔をつないだ線を歌口からずらす場合ずらし方が反対になります。

 笛を並べた時の彩りに虎竹で作りました。虎竹は女竹に比べオクターブ比が低くなります。筒音でも2.00〜1.96以下です。竹が柔らかいため音速が遅くなりやすいのでしょうか。いずれにしても女竹と違って甲音にチューニングすると乙音が高めになります。やはり虎竹は音が柔らかいです。一度聞いてみてください。

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2005.02.06

F-20050206

F-20050206
○型番:F-20050206-1(- 9c/21℃/女竹-1節/内径18.3mm/440Hz/オクターブ比1.95-2.04)
○型番:F-20050206-2(+10c/21℃/女竹-1節/内径16.0mm/442Hz/オクターブ比1.97-2.04)
○型番:F-20050206-3(+ 4c/21℃/女竹-1節/内径17.0mm/442Hz/オクターブ比1.96-2.03)
 F管3本を作りました。やはり大きくなると微妙に調整しないといけませんが、迷いが残っていました。
1と2は甲音を合わせていたのですが、やはりF管は乙音を重視しようと3で思い直しました。1が最も低いので低音や豊かなのですが甲音に合わせているため低音の魅力が出し切れていないように思います。2,3は細めのF管としてはまずまずのできです。
 この後の記事にしますが、目白特製のドリルの威力はすごく指孔がすごくきれいに円になりました。

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2005.01.29

C-20050129

○型番:C-20050129-1(+2c/20℃/女竹-1節/内径13.3mm/442Hz/オクターブ比1.98-2.04)
○型番:C-20050129-2(-7c/20℃/女竹-1節/内径12.3mm/440Hz/オクターブ比1.96-2.03)
○型番:C-20050129-3(+0c/20℃/女竹-1節/内径14.9mm/442Hz/オクターブ比1.99-2.01)
C-20050129
 C管のストック3本を作成しました。1本満足行かずB級にしましたので作成したのは4本です。
 1日で6本つくることはできますが、ゆっくりと3本余裕を持って作る方がよいものができるような気がします。

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2005.01.25

A-20050125
B♭-20050125

2005/01/29更新
 妻に聞いてもらって名前を付けてもらいました。

○型番:A-20050125-1(+7c/21℃/女竹-1節/内径14.2mm/442Hz/オクターブ比1.92-2.02)
 さざ波(白い砂の海岸をやさしくなでる波の音のイメージがから)
○型番:A-20050125-2(+3c/21℃/女竹-1節/内径13.6mm/442Hz/オクターブ比1.98-2.03)
 水面の輝き(静かな滝壺の上で踊る光のイメージから)
○型番:A-20050125-3(-6c/21℃/女竹-1節/内径13.0mm/440Hz/オクターブ比1.99-2.04)
 一番星(夜空に輝く一つだけの星に向かって吹いてるイメージから)
A-20050125

○型番:B♭-20050125-1(+16c/21℃/女竹-1節/内径13.7mm/442Hz/オクターブ比1.92-2.05)
 暴れ馬(なかなか御しがたい音だが制すると名馬になる音のイメージから)
○型番:B♭-20050125-2(+12c/21℃/女竹-1節/内径14.3mm/442Hz/オクターブ比1.95-2.04)
 上昇気流(大空を舞いながら地上を悠々と見ている鳥を運ぶ風のイメージから)
○型番:B♭-20050125-3(+ 9c/21℃/女竹-1節/内径14.2mm/440Hz/オクターブ比1.98-2.02)
 燕(春の風にのって楽しそうにぴゅーんと行き来する音のイメージから)
B-20050125

 初めて1日に6本作りました。今までは1本ずつ作っていましたが、3本ずつまとめて作業をすることで効率よく作れました。A管、B♭管、C管はやはり甲音・大甲音がポイントの調だと思いますので、調律も甲音を10c以内になるようにしました。その分乙音が最大50c高いのですがこの管だと息の強さとメリカリでかなり調整できるので甲音の調律を優先しました。
 これであとはC、G、Fを作れば笛のストックはできあがりです。

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2005.01.23

A-20050123

○A-20050123-B1
○A-20050123-B2
○A-20050123-B3
 先週G管を作った際長さが足りずG管にならなかった竹が3本ありました。
せっかくなのでA管に作ってみました。しかし太さがどれも16mm以上大きいのは17mmあります。竹格的に難しいだろうなぁと思いながらも作ってみるとやはり全開音(0)が鳴りにくい…。17mmだとそもそも0が鳴りません。音も微妙にずれています。音のずれは人によってはちょうどいい場合もあるかもしれないし、枯れ木も山のにぎわいでフリマに持っている笛箱(今日作った)には入れておきました。でも焼き印は押していません。

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Hさんより笛袋

h-fuebukuro HさんにG-20050115-2を進呈して来ました。お礼にと写真のようなすばらしい笛袋を2つもいただきました。
ありがとうございます!!どの笛用の袋にしようかしら…
それはそれとしてたぬは女性の心が分かっておらず言葉遣いがなっていないなぁと反省しきりです。

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2005.01.22

G-20050122

○型番:G-20050122-1(-8c/21℃/女竹-1節/内径16.0mm/442Hz/オクターブ比1.95-2.04)
○型番:G-20050122-2(-7c /21℃/女竹-1節/内径16.0mm/442Hz/オクターブ比1.97-2.03)
○型番:G-20050122-3(-5c/21℃/女竹-1節/内径17.0mm/442Hz/オクターブ比1.94-2.02)

G-20050122
待ちに待った週末です。今日のG管作成は3つ目的があります。
・指孔仕上げを#320ペーパーで試す
 →エッジがあってかつなめらかになりました。ただ目だった音の改善は見られなかったです。
・竹主喜の焼き印の初試し
 →丸い竹にきれいに押すには結構練習が必要なようです。
・フリマに向けた作り貯め

 当初の目的であった仕上げの見た目はきれいになりました。指にも辺りが柔らかくなっています。
 残念ながら音色がはっきりするかと思ったのですが違いが表れるほどではなかったようです。

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2005.01.20

リシさんにたぬ笛を見てもらいました

G-20050110-1をリシさんに見てもらいました。詳細なレポートをしていただきありがとうございます。

○節、歌口と指孔の仕上げ加工
 しばらく使っても竹の皮がはがれないように磨いた方がよい
 また歌口と指孔をなめらかにすることで音のかすれが取れ安定する
 はんだゴテで焼いた時に真円でなくなってしまっているようです。

 仕上げが足りないのは感じていました。理由まで教えてもらいありがとうございます。すぐにでも作りたいぐらい…

○音の合わせ方
 オクターブ比は管尻で2.02〜2.05、歌口側(全開音)で1.92〜1.97なので乙音か甲音のどちらかが合いません。
管尻側は甲音に合わせていますが、全開音は甲音は低く、乙音は高く中間ぐらいになるように合わせています。
ただし同じ式で作っても竹によって乙・甲音の中間になる場合と乙音が0cでその分甲音のずれが大きくなる場合があるようです。乙音の調律を重視した方が全開乙音から全閉甲音へ音が動いた時にスムーズになるかもしれません。これは試してみたいと思います。

 あと竹林が減っている話も聞かせてもらいました。
 森林面積日本1の高知でも女竹は減っているそうで、竹主喜の家の近くでもたけのこが採れる真竹や孟宗竹でも手入れがされず竹藪と化している場合が多いです。それらは宅地化されたりしてここ数年でも伐採されなくなっているようです。竹林として維持することがいかに大変かはカオンさんの天然音楽浴を見てもよく分かりますが、里山の維持が問題になっているのを初めて身近に感じました。

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2005.01.16

C-20050116

○型番:C-20050116-1(C+11c/20℃/女竹-1節/内径14.0mm/442Hz/オクターブ比1.95-2.00)
○型番:C-20050116-2(C+1c /20℃/女竹-1節/内径12.9mm/442Hz/オクターブ比1.94-2.00)
○型番:C-20050116-3(C-16c/20℃/女竹-1節/内径13.7mm/442Hz/オクターブ比1.92-2.00)
G-20050116-fushiG-20050116
 今日も雨。しかも気圧は995hPaと低くてやっぱり笛は吹きにくかったです。
 しかしそんな中管3本作りました。昨日の節こぶの大きさと音の明るさの関係を調べました。
 C管を選んだのは1/18にB-MADさんにG管を渡すのですが、それはリシ笛G管と合奏がしたいからとか。しかしすでにたぬ笛C管を1本お渡ししていて高い音での合奏ならC管がもう1本あった方がよいかもしれないと思ってのことです。
 3本作ってみてやはり節こぶが大きいと高い音が明るい音になるようです。節こぶの大きさは鳴りというよりは音の質の違いになるようなので、あった方がよいかどうかは好みかもしれません。

 それとC管では調律もさることながら式の通りに作ると4と5孔の間隔が狭くて押さえにくいです。1は指孔9mm、2,3は指孔8mmにしました。3は4孔を1mm歌口に、5孔を2mm管尻に動かしました。3は調律からいうとずれが大きくなっているのですが、C管ぐらいだと息の強さである程度調整できるので演奏のしやすさを優先した方がよいかもしれないと思いました。

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2005.01.15

G-20050115

一日寒い雨の日でした。しかし気圧は1013hPaとそんなに低くない。これは笛づくりにいい日です。
しかもG管4本バックオーダーがあります。一人一人を思い浮かべながら作りました。続けて作ったためかサイズも音もかなり似た笛が3本できました。スペクトル図では違いが分からないので妻がそれぞれの笛を聞いた感想をつけました。

○型番:G-20050115-1(G-10c/21℃/女竹-1節/内径16.0mm/442Hz/オクターブ比1.99-2.07)
G-20050115-3
 3本の中で深い音が特徴です。曲を演奏すると若干落ちついた雰囲気に感じました。少し渋いケーナの曲に近いような気がするので、紋竹と煤竹をいただいたとよの国竹材様用に送ろうと考えています。
妻の感想:「森の中を吹き抜ける風の音」

筒音筒音2オクターブ目

○型番:G-20050115-2(G-4c/21℃/女竹-1節/内径17.0mm/442Hz/オクターブ比1.96-2.04)
G-20050115-2
 G-20050115-1と似た深い音で、高音は明るい感じです。今日篠笛の会のHさんから電話があってドレミ調の横笛を探していらっしゃるそうです。明るい雰囲気のHさん用に考えています。
妻の感想:「月夜の海辺」

筒音筒音2オクターブ目

○型番:G-20050115-3(G-15c/21℃/女竹-1節/内径15.0mm/442Hz/オクターブ比1.96-2.06)
G-20050115-1
 少し細めのせいか軽やかな音が魅力です。HappyHappiなB-MADさん用に考えています。
妻の感想:「乙女の踊り」

筒音筒音2オクターブ目

先週製作したG-20050110-1は、内径14mmと細いのに瘟ケに魅力があり高音は華やかです。竹の乾燥の違いなのでしょうか描写は難しいのですが今までにない音色になったのでリシさんに吹いていただけたらと思っています。
妻の感想:「朝靄の香り」

やはりまとめて何本かつくると比較ができます。竹によりばらつきはありますが、乙音と甲音の調律の仕方もほぼ式の数値通りで安定してきました。

もう少し作りためて一人一本ではなく、何本かから選んでもらえるようにしたいですね。

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2005.01.10

G-20050110-1 笛作り初め

○型番:G-20050110-1(G-4c/20℃/女竹-1節/内径14.0mm/440Hz/オクターブ比1.97-2.02)

 昨日切った竹の中で一番乾燥していた竹で作ってみました。内径14mmとは思えないほど低音が豊かです。
スペクトルをとると低音の倍音列がきれいにでています。高音は2倍音が少し低いのは今までと同じです。ここが改善点になりそうです。吹き心地も軽くよい笛です。
 ただし乾燥しているだけあって非常に欠けやすく、節のところが少し欠けてしまいました。よい材料は気むずかしいようです。

筒音筒音2オクターブ目

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2004.12.28

G-20041228 -2004年笛作り納め

年賀状も大掃除も今年は早々と終え今日は笛作りの1日でした。多分今日が笛作り納めです。
G管を3本まとめて作りました。音程はほぼ安定して正確に作れますが吹きやすさというか音色にあと一歩不満があります。そこで今回は全笛のスペクトル分析をしました。作るのと同じぐらい分析にかかったかも…

2004/12/30更新
 まささんに指摘いただいて防音室内で再測定したところ10KHz近辺の乱れは発生しませんでした。
しかも管尻を壁に向けると乱れが発生します。どうも10KHz付近の乱れは笛が原因ではなく定在波が原因だったようです。ちなみに防音室の壁には吸音材が貼ってあります。

※定在波とは…
 定在波というのは、音源から進行してくる波と、反射して戻る波が重畳(重ね合わさること)して、特殊な状態になることです。重畳するときに、波が合成されて音の強さが倍になったり無音になったりします。
 この場合壁が10KHz付近の音を反射しやすかったのでしょう。固有振動周波数だった?。そのため壁から反射した音波で定在波が発生していたのだと思います。


○型番:G-20041228-1(G+2c/22℃/女竹-1節/内径16.0mm/オクターブ比1.96-2.02)

今回の3本の中では一番で低音ではよいのですが、甲音で10,000Hz付近で乱れがあります。

筒音筒音2オクターブ目

○型番:G-20041228-2(G-5c/22℃/女竹-1節/内径15.0mm/オクターブ比1.97-2.03)

比較的細身で女性用をイメージして歌口11mm/指孔9mmと小さい目で440Hzで作りました。
聞いて不満が残ると感じていましたが、スペクトルでも乙・甲音ともに10,000Hz付近で乱れが出ます。

筒音筒音2オクターブ目

○型番:G-20041228-3(G+2c/24℃/女竹-1節/内径15.7mm/オクターブ比1.96-2.03)

G20041218-1とほとんど違いはないのですが、微妙に1の方が音色がよいと感じていました。
分析すると乙音で10,000Hz付近で微妙な乱れがでるようです。

筒音筒音2オクターブ目

次の課題は10,000Hz付近での乱れの原因調査です。来年もいい笛つくるぞ!♪

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2004.12.19

N氏用D管(D-20041219-1)

D-20041219-1

○型番:N氏用D管(D-20041219-1)(D+42c/23℃/女竹-1節/内径17.9mm/オクターブ比1.98-2.04)
 D管を作るのは初めてです。しかも調べてみるとD管が作れる長さの女竹は1本しか手持ちがありません。
 失敗は許されません。そして今回の笛はN氏の特注です。N氏はドイツで買った竹横笛(E管)を吹いておられる方です。 過去の記事)ドイツの竹笛と移調演奏
 今回の特注には大きな特徴が二つありました。
1) E管は+39cほどずれていて、その2度上の笛を希望されています
2) [歌 ●●● ●○●]が[歌 ●●● ●○○]の1度下になる笛を求めておられます。
 これは[歌 ○●● ○○○]をドとして吹いておられるからです。

 2)は一般化できれば3つの調を半月なしで吹ける笛ができるのですが、満足行く性能で実現することはできませんでした。今回のN氏D管では [歌 ○●● ○○○]をドではじめて[歌 ●●● ●○●]がファに聞こえなくはないかなというレベルは実現できました。
 理論としては5孔(管尻から2番目の孔)から管尻までの長さが十分に長いと[歌 ●●● ●○●]が♭になるようです。しかしそれは[歌 ●●● ●○○]をかなり高め(+40c以上)にする必要があるようです。今回は1)と2)の条件を満たすためにD+40c管を作ったのでまあ何とかできていますが、一般化は無理なようです。残念。ちゃんと半月の練習をする必要があるのですね。
 とは言えN氏の要望通りにはなれたかなと思います。D管なので手の小さい竹主喜では押さえるのが難しいですが。

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2004.11.28

ドイツの竹笛と移調演奏

german-bamboo-flute.jpg
 リシ笛教室のSさんに竹の横笛演奏を趣味にしているピアノの調律士のNさんを紹介してもらい今日お会いしました。写真がNさんが10年来吹いている笛なのですが、調を調べたところE管でした。歌口9mm、指孔9mm〜8.5mmと小さ目です。話を聞いて既成概念が崩れることばかりでした。
 まずこの笛は仕事で行ったドイツの楽器店で購入されたそうで、店主は「フランス製の竹笛だ」と言っていたとか!!ヨーロッパで竹?
 次にNさんは笛の演奏は全くの独学だそうで、楽譜や指譜ではなくCDを聞きながら合わせて演奏するのです。
 しかしE管なのでE(ホ長調)は#が4つもつく調で本来あまり合う曲がないはずです。Nさんは耳で音を取って以下の指使いで演奏しているそうです。

[歌 ○●● ○○○]
[歌 ○●● ●●●]
[歌 ●●● ●●○]
ファ[歌 ●●● ●○●]
[歌 ●●● ○○○]
[歌 ●●○ ○○○]
[歌 ●○○ ○○○]

 [歌 ○●● ○○○]はシ♭です。E管なのでDにあたります。つまり調管表を右回りに2つ横を演奏していたのです。しかしそのためにはファがミの1度上になるよう、[歌 ●●● ●○○]を[歌 ●●● ●○●]にして吹いておられるようです。これを言い換えると今でも[歌 ○●● ○○○]を使うことで調管表の右周り1つを演奏することができますが、[歌 ●●● ●○●]が[歌 ●●● ●○○]の半音(1度)下にできるなら調管表2つ右までの合計3つの調を半月なしで演奏できることになります。

 試してもらったところ在庫のF管の1本が上記ができたようでしたので差し上げました。E,D,FがあればD,C,E♭が吹けることになるため、あとD管を希望されています。しかもNさんの強い希望でたぬ笛がとうとう初めて売れたのです。!!!ありがとうございましたNさん。
 これが実現できれば3つの調が半月なしで演奏できる笛になります。ヒントの上にお金までもらいました。何だか昨日の紋竹に続くてどんどん縁とよいもの(ヒント等)がやってきます。ありがたい限りですがこんな時に限って仕事が忙しいのです。

※調管表
choukanhyou.jpg

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2004.11.13

そーれーさん作7孔G管

本日待望のそーれーさん作の7孔G管が届きました。こころを込めた丁寧につくられた笛でした。誠にありがとうございます。早速感想とお許しを得て分析をしました。

G-sourei-20041113.jpg

○型番:そーれーさん作7孔G管(G+6c/22℃/女竹-1節/内径18.0mm/オクターブ比1.91-2.03)
 塗りのリシ笛7孔(篠笛の7孔ではなく、1・2孔の間にもう1孔空いている)は初めてです。
 内径が18mmもあるのに大甲音のファまで楽にでます。調律は甲音に合わせていらっしゃるようで1-3孔が-15cですが4-6孔は0cで、乙音は高めですが総じて正確です。

G-sourei-20041113-head.jpg つくりはかなり細かくきれいです。管頭の節はきれに落としてあります。また歌口は小指でさわるとかすかにもりあがっています。「歌口の形」にあった通り0.08mmのふくらみでしょうか。
G-sourei-20041113-yubiana.jpg 指孔もまわりもけずってありそーれーさんの性格のようにゆびざわりがよいです

 吹いてみた感想はふきやすく、塗りのためか高音が多い曲が合うようです。竹主喜は高い音の曲はラピュタの曲(君をのせて)と低い音の曲はアメージンググレースでいつも試しています。君をのせてはかなりよかったです。アメージンググレースは音色が硬い感想を持ちました。

 そこで音色の分析・スペクトラム分析です。

spectrum-G-sourei-low.gif ○筒音()のスペクトル分析

 筒音の低い()音は確かに1/fの比例からずれているようです。ただし倍音列はきれいにでています。


spectrum-G-sourei-high.gif ○甲音の最も低い音(6)のスペクトル分析

 そしてやはり甲音(6)の最も低い音は1/fになっています。塗りのため甲音がきれいにでているのでしょうか?

 また歌口のふくらみは効いているように感じます。この後で分析しますが、歌口の深さが深すぎず浅すぎずになっているようです。ほんとによい笛をありがとうございました。



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2004.11.06

G-20041106-1

G-20041106.jpg

○型番:G-20041106-1(G-0c/26℃/女竹-1節/内径16.1mm/オクターブ比1.99-2.04)
 先日甲斐新居直会パーティで会ったまさどんへ進呈するために作りました。オクターブ比もばっちりです。
竹主喜は今日は口内炎ができていて吹きづらいのですがよく鳴ります。1の音(第2孔が少し高め(+18c)ですが吹いてみて違和感はありません。


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2004.10.17

B♭-20041017-1

B-20041017-1.jpg

○型番:B♭-20041017-1(B♭-1c/24℃/女竹-1節/内径15.5mm/オクターブ比1.91-2.01)
 中島貞夫様への進呈用に作成しました。B♭との希望だったので、たぬ笛の低音が生きるように少し太い目に
 しました。調律は甲音は少し高め乙音は少し低めで間をとりました。
 B♭管ではもちろん全てでも今までで一番鳴りがよいです。今日の湿度が60%と低め+快晴で気圧が高いことも
 プラスでしょうが、この竹は節こぶ(節の裏=内側がふくれている)がかなり大きいのです。下の写真はこぶ部分の
 コントラストを強く加工してみました。

B-20041017-kobu.jpg

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2004.10.16

高水山獅子舞笛-中島貞夫様作

nakajima-fue1.jpg

 「高水山の獅子舞 その伝来と変容」を作成されている中島貞夫様から笛をいただきました。

○型番:高水山獅子舞6孔笛(中島貞夫様作/女竹-1節//内径13.3mm/黒漆/オクターブ比1.92-2.05)
 伝統笛は6孔と7孔がありますが、6孔の笛を吹くのははじめてです。調は独特で以下のようでした。

0123456
G-40cF-20cE♭-30cD♭C-30cB♭G

 同時に獅子舞のビデオも送っていただきました。比較的単純な繰り返しの笛の合奏をバックに獅子舞を踊っていました。竹主喜は伝統芸能は疎いのですが、HPによると江戸中期に社会が比較的豊かになり山里でも「自分たちで演じる」芸能がはじまったとのことでした。音楽は今ではCDやコンサートで聞くことが中心ですが、元は自分たちで自分たちのために演奏し踊るものだったと感じ、竹主喜も「自分の音楽」を探しているところなので興味深く見ることができました。

○型番:7孔C管(中島貞夫様作/女竹-1節/内径13.0mm/オクターブ比1.86-2.04)
 7孔でC管です。乙音は全て10c以内に調律されていました。指孔が最小で6mm、最大で9.4mmと少し小さく吹きづらかったです。

 いただいた笛のどちらもそうですが、特に高水山獅子舞笛の黒漆は美術品かと思うほど美しい造りでした。
中島様こんなに美しいすばらしい笛をありがとうございます。右はあまりに美しかった管頭のアップです。

nakajima-fue2.jpg

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2004.10.09

笛作りの輪

たぬ笛のサイトを見た方からメールをいただきました。お誉めの言葉をいただきうれしい限りです。
以下のサイトのオーナーの方で民俗学の本格的な研究といってもよいサイトでした。

--
件名:素晴らしいサイトですね

 本日、篠笛製作のサイトを検索して、貴ホームページを見つけました。
非常に深い内容なので、まだ全部を読んだわけではありませんが、
その素晴らしさに思わずメールしてしまいました。
 このサイトを公開して頂いたことは、笛作りをしている人、これから
試みたい人にとって、非常に有益なものです。深く感謝いたします。
 私も何本か製作しましたが、なかなか奥が深く難しいものです。
貴重な情報ありがとうございます。

中島貞夫
--

「高水山の獅子舞 その伝来と変容」 
http://homepage3.nifty.com/takamizusan-sisimai/

その中に「篠笛を自作する」ページも詳しく載っています。
http://homepage3.nifty.com/takamizusan-sisimai/sinobue.html

自作笛の交換をお願いしました。お返事が楽しみです。

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2004.10.02

G-20041002-1他 -調律の方法

G-20041002-1.jpg

 南房総の栗山様に試奏してもらって調律の合わせ方を考えました。特に栗山様によい笛と言っていただいたG-20040904-2をじっくり調べました。以下の条件になると思われます。

a) ドレミファソラシと順に演奏して-20c〜20cに間に収まっていること。
 特に1音ずつ演奏して収まっているのではなく、順に演奏して収まっていることが重要なようです。
 今まで調律する時は1音ずつ合わせていたため順に演奏した時の流れが不十分でした。木を見て森を見ずです。
b)1-6孔は甲音に調律している
c)オクターブ比が少なくとも1.92以上であること

○型番:F-20041002-1(F-24c/30℃/女竹-1節/内径17.8mm/節歌口20mm/オクターブ比2.01〜2.06)
 失敗です。オクターブ比が高くなりすぎました
○型番:G-20041002-1(G-0c/30℃/女竹-1節/内径16.1mm/節歌口20mm/オクターブ比1.94〜2.04)
 乙音のラ・シが少し低いですが会心のできです。大甲音のミまで出ます。南房総の栗山様に進呈するつもりです
○型番:C-20040927-1(C-8c/30℃/女竹-1節/内径11.2mm/節歌口20mm/オクターブ比1.96〜2.02)
 これはオクターブ比がよいため乙音もかなり正確になりました。

 調律の自然さの重要性が分かりました。改めて栗山様ありがとうございました。

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2004.09.28

南房総の栗山様に試奏していただいて

南房総の栗山様

 本当に忙しい中じっくり吹いていただいて誠にありがとうございます。全く感謝の言葉もありません。早速G-20040920-2の高音モデルを銘を入れて週末にも送らせていただきます。
 さてたぬ笛を演奏していただいたセントを再度じっくり見てたぬ笛の問題点が分かりました。

○竹主喜より南房総の栗山様の息はずっと強い
 ほぼ必ず竹主喜の計測したセントより大幅に+になっていました。ベストといっていただいたG-20040904-2は内径16.3mmと最も太いです。息が15mm以下の細さでは裏返りやすくなるのだと思います。やはり名人の息はずっと強いのですね。若干マイナス気味にセントを合わせる必要があります。

○調律の合わせ方
 これまで歌口から1〜3孔は乙音に合わせ、4〜6孔は甲音に合わせています。そのためファとソの落差が大きくなりがちです。これがズレになってしまうのだと思います。
 息の弱い竹主喜では甲音のラやシは音が大きくずれてしまいます。そのため苦肉の策で上記のチューニングをしたのですが、1〜6孔を甲音にチューニングすれば乙音は息を弱めればよいのでまだ合わせやすいと考えられます。

 大変大変大変参考になりました。ありがとうございました。

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2004.09.27

K5シリーズのお披露目

風音五本調子(K5)笛を篠笛の師匠に進呈いたしました。その際会の練習でも吹いてみたのですが音はばっちりあいました。吹く人と笛個体差の範囲内でした。
しかし曲を演奏してみると何かが違う…。特に3オクターブ目の大甲音に言葉にできない違いを感じます。
強いていうならば音色が違うといいましょうか。大甲音の音がエッジをとがらしているためか強いというか立っているというか。明日以降音色の違いの原因を調べてみます。

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2004.09.25

K5-20040925-1
K5-20040925-2

K5-20040925.jpg

○型番:K5-20040925-1(風音五本調子/30℃/女竹-1節/内径12.3mm/節歌口20mm/オクターブ比1.96〜2.05)
 どこまで細めにできるか挑戦してみました。やはり音が小さい。しかしこれだけ細くても3オクターブ目の最も高い音が出ないのは竹主喜の吹き方の問題か作りに問題があるのか…

○型番:K5-20040925-2(風音五本調子/29℃/女竹-1節/内径15.0mm/節歌口20mm/オクターブ比1.93〜2.04)
 中ぐらい。ほぼ安定して10c以内に作れるようになりました。

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2004.09.23

K5-20040923-1

K5-20040923.jpg

○型番:K5-20040923-1(風音五本調子/30℃/女竹-1節/内径14.0mm/節歌口20mm/オクターブ比1.93〜2.03)
 下です。上は割竹で試験作成した3本のうち1本です。

 今までのノウハウを使って篠笛(竹主喜が習っている佐原の調)を作ってみました。
 篠笛の師匠が「太い」篠笛に興味を持っていらっしゃることもありますし、やはり上級者に吹いていただいて、
感想をもらいたいと思ってです。
 音の高さは篠笛を吹いてサンプリングしました。下段がこの笛で高さです。

 1孔2孔3孔4孔5孔6孔7孔筒音
篠笛乙音900782700633575525480400
篠笛甲音174515451400124611501055975811
たぬ笛乙音903793715639578525478398
たぬ笛甲音174515501400127011531053963809

 ほぼ10c以内にチューニングできました。
 さてどうなるでしょうか。

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2004.09.19

G-20040919-1

G-20040919.jpg

○型番:G-20040919-1(G+4c/30℃/女竹-1節/内径15.0mm/オクターブ比1.90〜2.02)
 歌口12mm  歌口位置 節+30mm → オクターブ比1.90〜2.02

 昨日は歌口の節からの距離30mmを試していなかったので作ってみました。35mmとどちらを採用するかは状況次第でしょう。
 30mmだと筒音のオクターブは35mmより正確になりますが、0の甲音(指孔全開放)が35mmより不正確になります。最低音の使用頻度が低いことを考えると歌口節35mmが基本でしょうか。
 これも吹きやすいです。ただ大甲音4(一番高い音)が出しにくいです。

2004/09/20修正
 一番高い大甲音が出にくいのは押さえ方を間違えていました。

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2004.09.18

F-20040918-1
G-20040918-1
G-20040918-2

FG-20040918.jpg

 先週南房総の栗山様にいただいた歌口の位置のヒントを実験しています。竹の360度どの位置に歌口を開けるかで笛の鳴りとオクターブ比が変わるようです。360度のどこにするのがよいかは次の記事に載せます。
 ここではオクターブ比を最良にする歌口の節からの位置を、太さがほぼ同じ竹で試しました。

○20040912の笛
 歌口12mm 歌口位置 節+30mm → オクターブ比1.91〜2.05
○型番:F-20040918-1(G-6c/30℃/女竹-1節/内径15.3mm/オクターブ比1.93〜2.03)
 歌口12mm  歌口位置 節+35mm → オクターブ比1.93〜2.03
○型番:G-20040918-2(G-8c/30℃/女竹-1節/内径15.0mm/オクターブ比1.88〜2.04)
 歌口12mm  歌口位置 節+37mm → オクターブ比1.88〜2.04
○型番:G-20040918-1(G+5c/30℃/女竹-1節/内径15.3mm/オクターブ比1.87〜2.04)
 歌口12mm  歌口位置 節+35mm → オクターブ比1.87〜2.04

 実験の結果では歌口位置は歌口12mmの時、節から30mmで最も性能がよいようです。
 F-20040918-1は先々週からはじめた1〜3孔は乙音、4〜6孔は甲音にチューニングすることでよく使う中音域が
チューニングされ今までで一番よい笛になりました。
 鳴りもよいです。今まではよくなったりいまいちだったりが何によるのか分かりませんでしたが、すべての笛で鳴りは今までで一番よいです。

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2004.09.13

G-20040912-1
G-20040913-1

G-20040912.jpg

○型番:G-20040912-1(G-6c/30℃/女竹-1節/内径15.9mm/オクターブ比1.91〜2.05)
○型番:G-20040913-1(G-7c/30℃/女竹-1節/内径15.0mm/オクターブ比1.92〜2.04)
 南房総の栗山様に歌口の開け方について重要な示唆をもらって試しているところです。詳細は次週書きますが、この方法で歌口をあけると今までと節から同じ位置同じ大きさで開いているにも関わらずオクターブ比が2.0にならず、2.05になってしまいました。オクターブ比は歌口の節からの距離と大きさだけではなく、竹の360度のどの位置に開けるかでも変わるようです。
 歌口の開け方についてまだまだ工夫するところがありそうです。

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2004.09.12

南房総の栗山様ありがとうございます

今日南房総の栗山様に試奏でお送りしていた笛を返送いただきました。合わせてそれぞれの詳細な感想と演奏したテープまでいただきました。その上多くの名笛をみておられた視点から歌口の開け方について重要な示唆をいただきました。感謝感激です。
こうして竹の縁で世界が広がっていくことに無上の感謝を感じます。あんまりうれしい顔をしていたのか妻に初めてのデートの時のような目をしていると言われてしまいました。

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オクターブ比と内径の変化

「Ren's room ケーナ工房」で解説されていたオクターブ比と内径の変化を試してみました。
ケーナでは「竹が反っている場合」「先細りになっている場合」「二つが合わさっている場合」にオクターブ比がずれやすいとのこと。分析されている通り、管が細くなると流体は速度が速くなります。圧力が大きい=速度が大きい=高い音ほど影響を受けやすいとするとオクターブ比が2.0以上になるはずです。
対応として指孔と180度逆側の管尻側を削って管を太くするというもの。理にかなっています。

早速試してみました。最初は40番の紙ヤスリをつけた棒で削りましたが変化なし
グラインダで届く範囲を削ってみましたが変化なし
1本つぶすつもりで、彫刻刀の丸刀で竹の内側を削りましたがやはり効果なし

尺八も前に向かって曲がっていますし、尺八の内径は管尻が太くなっています。
しかし曲がっていたり管尻が太くなっている横笛は見たことありません。縦笛系で効果あるが横笛では効果ないのでしょうか…。

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2004.09.11

レスポンスと指孔

WWWを検索していると足利市在住の大学院生の方がアップされているケーナ製作のページを見つけました。
かなり物理的に分析されていらっしゃいます。

その中で音のレスポンスアップには指孔の管尻側をけずるとよいとありました。理由は管内の空気の流れがよくなるから。ただし歌口側はピッチに影響するので管尻側をけずるとよいとのこと。

さっそく手元の笛でやってみました。確かに切れがよくなるというか、音がスムーズに次の音に切り替わります。
早い曲を吹くとよく分かります。

参考になりました。他にもオクターブ比の分析もあり参考にさせていただきたいと思います。
ありがとうございます。

■Ren's room ケーナ工房
○トップ
http://www.geocities.jp/ren_531/
○レスポンスと指孔が掲載された「ケーナ最終調整」のページ
http://www.geocities.jp/ren_531/lasttyousei.htm

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2004.09.05

F,G-20040904〜0905

FG-20040904.jpg

 南房総の栗山さんに試奏してもらうためにまとめて作りました

○型番:G-20040904-1(G+5c/30℃/虎竹-2節/内径15.7mm)
 やはり節ありは難しい。1〜3孔は低音(乙)に合わせ、4〜6孔は高音(甲音)に合わせてばっちりと思った
 しかし0'の音=[歌口 ○●● ●●○] か[歌口 ○●● ●○○]の音がずれている。(x x)

○型番:G-20040904-2(G+5c/30℃/女竹-1節/内径16.3mm)
 低音がよく響く。大甲音の6=[歌口 ●●○ ●●○]がでにくい

○型番:F-20040904-1(F-8c/30℃/女竹-1節/内径13.6mm)
 息が少なくても吹けるように思い切り細い竹でF管をつくってみました。
 音が小さい目だけど高音が出やすくバランスよい

○型番:F-20040905-1(F+0c/30℃/虎竹-3節/内径17.1mm)
 F管は指孔の間隔が遠くなり左手が持ちにくくなるので調整。1〜2孔乙、3〜6孔甲チューニングで、
 今までで最も持ちやすくなりました。でも6の音=[歌口 ○●● ●●●]が[歌口 ●●● ●●●]でないと
 でません。

 全体的に80点ぐらいのできでしょうか。自分の耳も肥えてきて何かしら満足のいかない部分があります。

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2004.08.29

小学校の音楽の先生(フルート専攻)にたぬ笛進呈

 妻の友人の小学校の音楽の先生が遊びに来てくれました。
 以前たぬ笛1号器を竹主喜が不在の時に吹いてもらって、すばらしい音がしたと感想をもらって、竹主喜が笛を作り続ける勇気をもらった方です。
 その方はフルートを専攻されていて今日始めて音を聞くことができました。竹主喜が吹くのとは大違いのよい音が。
フルート専攻の方だけにフルートの音がします。音が違うのはビブラートのかけ方によるのではないかとのこと。
音がしっかり出るまで大体3年ぐらいかかったとか。竹主喜もあと2年ぐらい練習を積めばよいですかね。

F-20040807-1とC-20040726-1を進呈しました。しばらく吹いてもらって改良の感想をもらう予定です。


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2004.08.23

節の黒いしみは音を鳴らなくする?

kuro-shimi.jpg

 G-20040818-1が音が悪い!と嘆いていましたが、今日作ったA-20040823-1も全然鳴りませんでした。
 A管はメールではじめて問い合わせがあったリシ笛ファンのそーれーさんが好みらしいので見てもらおうと思ってのことです。
 共通点は何かなぁと見ていたのですが、どちらも最初から節に黒いしみがついています。黒いものはカビではなく、水がしみて変色しているようなのですが、大事な節下に変質があると鳴らなくなっているのではないかと感じました。

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B♭-20040823-1 -細い笛とチムニー効果

B-20040823-1.jpg

○型番:B♭-20040823-1(B♭+20c/28℃/虎竹-2節/内径13.3mm)

 細い虎竹の笛を作ろうと5分(ごぶ-1寸の50%なので根本の外径19.8mm〜16.5mm)を買ってきました。
作ってみたのですが、合わせたはずの音が指孔を増やしていく中で5〜10Hz以上ずれてしまいました。
C管を作っている時に感じてはいましたが、どうやら細い(目安15mm以下)竹の場合は歌口側に指孔を開ける時に
数〜十数Hz音が下がってしまうようです。
 理由は指孔をあけるといくら指で塞いでも内壁にくぼみんだ部分ができてしまいます。ここが抵抗になって空気の速度が遅くなるため周波数が下がってしまうのでしょう。特に細い場合はこの影響が顕著なようです。隣接する指孔をあけることで下がる幅も10数Hzと大きいし、隣接する指孔だけではなく2つ、3つ離れた指孔をあけた時にも影響がありました。

 なかなかいいのができません。

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2004.08.16

G-20040818-1

G20040816-1.jpg

○型番:G-20040818-1(G-0c/30℃/虎竹-2節)

 先にあげた通り、1〜3孔は乙音、4〜6孔は甲音に調律しました。4〜6孔はオクターブ比が2.0だったため
最低音のソ〜高いシまでほぼ0cの今まででもっとも正確な調律になりました。
 しかし音がカスれる…。管内は今までになくぴかぴかに磨きましたし、歌口、指孔のバリもリュータで完璧に取りました。それでも音が悪い…。なんでかなぁ。

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2004.08.14

G-20040814-1

G-20040814-1.jpg

○型番:G-20040814-1(F-0c(甲音)/30℃/晒竹-2節)

 歌口エッジのはんだごて焼き付けで音は改善しました。再度音の正確さにトライします。
 これまでは乙音(低音)を音をぴったりに調律していました。オクターブ比が2.0にならない以上甲音(高音)の調律がずれてしまいます。オクターブ比が2.0にできればよいのですが、指孔によって上手くいっても1.95〜2.05の範囲でずれてしまいます。
 20040814-1では甲音を調律しました。甲音も同様調律できることは確認できましたが、今度は当然ですが乙音がずれています。しかしこの笛を作っていてひらめきました。指孔は6つあるのです、全て乙音にする必要もなければ甲音にする必要もありません。乙音を合わせないと(1)の音がずれてしまいます。甲音を合わせないと(6)の甲音がずれてしまいます。それなら指譜その2にあるようド〜ドを合わせればよいのではと気づきました。1〜3孔は乙音に合わせ、4〜6孔は甲音に合わせるのです。

今日はここで時間切れでした。

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2004.08.13

歌口のエッジ

音の出やすさと歌口のエッジで書いた通り、リュータで磨いて一定の効果はありましたが、まだ不足です。
今回は歌口のエッジの鏡面加工に挑みました。やり方は平日に考えておきました。

はんだごて
handa-kote.jpg
を使って歌口エッジ(指孔も)をならすように焼き付けるのです。平面が焼けた色で分かるので均等に焼けるようにならせばかなり鏡面加工になるはずです。
 結果は大成功でした。みちがえるように吹きやすくなりました。調子にのって吹いてばかりいたら妻に「下手な笛中止要請」を出されてしまいました。しょぼーん。

utaguchi-yaki.jpg
歌口と指孔にも同様の加工をしました。写真は左がF管で右がC管なのですが、Fは端が少しかけたのか雑音が若干入ります。C管は我ながら会心のできです。

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2004.08.10

音の出やすさと歌口のエッジ

 改めてたぬ笛を吹いてみても今一つ吹き心地がよくないのです。ぬけが悪いというか吹くのに力が要るのです。
リブレット加工でもふれた尊敬してやまないリシ笛を再度見てみました。

tanu-hole.jpg
左2つがリシ笛、右2つがたぬ笛

 特に拡大してみるとたぬ笛は歌口がけばけば。しかも焼いていないので竹が柔らかくてエッジが出ていません。

luter.jpg

 リューターで歌口を磨いてみました。明らかに吹きやすくなりました。しかしまだ抜けがよくなったとまでは
いえません。竹の内側が柔らかくてエッジが出ていないからでしょう。けばけばだったりエッジが出ていないと
当然乱流が発生しやすく吹くのに抵抗が増すはずです。どうやって竹の内側を堅く締めてエッジをだすか。
どう加工するか。週末が待ち遠しいです。

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2004.08.08

F-20040808-1

F20040808-1.jpg

○型番:F-20040808-1(F+9c/30℃/女竹-1節)

 20040808は20040803の内径16.3mm、20040807の内径19mmより少し細い目の内径15.9mmで作りました。
内径が細くなると大甲音が出やすくなるかと思いましたが、何も変わりません。竹が違うのに、吹き心地をも音色も
すごくにている笛になりました。少し20040808の方がピッチが正確でしょうか。
 F管を作っていて気づいたのですが、F管だと1〜3孔は計算通りつくると孔の間が遠くて竹主喜の手では持ちにくい
ことが分かりました。20040803は計算通り作って少し持ちにくくなっています。20040807と20040808は微調整して
持ちやすさを優先してます。この笛だけ3孔が4孔と同じ大きさの9mmです。

歌口1孔2孔3孔4孔5孔6孔
12mm10mm10mm9mm9mm10mm10mm

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2004.08.07

F-20040803-1
F-20040807-1

F20040803-1.jpg

○型番:F-20040803-1(F+30c/30℃/女竹-1節)
○型番:F-20040807-1(F+10c/30℃/虎竹-3節) 平均律F

 妻の箏との合奏のためF管を作ることにしました。箏は平調子(=B♭)です。
箏と合奏する場合は低い音の方がよいので、B♭管ではなく、F管を使っています。
F管は換え指一つでB♭が演奏できるのです。
 ※詳細は[理論]の音程と音階を参照

 20040803は千倉の加藤竹材店で入手した竹で節の切り方が逆で先の方が太くなっています。
ですので、端補正率を通常1孔に向かうと大きくなるところを管径比で小さくしましたが大はずれ。
乙音がはずれたので甲音をぴったり合わせました。
 20040807は4〜6孔はぴったり0cなのですが、1〜3孔がずれました。節またぎで3節ものは暴れます。
しかし大甲音も出る今までで一番よい笛になりました。
 この笛の元の竹は虎竹なのにキンメイチクのように縦に白い筋が入っています。こういう種類かな?

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2004.08.02

C-20040802-1
B♭-20040802-1

CB20040802-1.jpg

○型番:B♭-20040802-1(B♭+20c/30℃/黒竹-2節) 持ちやすい
○型番:C-20040802-1 (C+5c/30℃/女竹-1節) 細め

午前中に霊気という手かざし療法を受けてきました。おかげで背中が痛いのもとれて作業台に向かう気になりました。今日は先週作ったC管が調子よかったので、細い笛の気分でした。
先週のC-20040726-1が径11.8mm、C-20040802-1が径11.3mmです。さすがにこの細さだと音が若干小さく
なってしまいました。手元に径10mmの竹もあるのですがどうも使えなさそうです。
B♭は黒竹-2節で外径が管頭22mm、管尻19mmと通常よりも先細りです。やっぱり節を越えた1〜3孔の音が大きくずれてしまいました。内径が14.1mmなのにリングオーガが12,15,18mmしかないので12mmの節抜きで節が
上手く抜けていないのも原因のような気がします。虎竹は竹が柔らかい分優しい音がするのですが調律が癖が
強いです。リングオーガの抜けているサイズ買おうかなぁ…

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2004.07.26

C-20040726-1
B♭-20040706-1

CB20040726-1.jpg

○型番:C-20040726-1 (C+5c/30℃/女竹-1節)
○型番:B♭-20040726-1(B♭+40c/30℃/女竹-1節)

 山十さんで買ってきた女竹で作ってみました。B♭管は管長を変更したのを反映し忘れてずれてしまいました。
ただし甲音は合っています。
 C管は11.8mmと今までで一番細い竹で作りました。やはりC管はこれぐらい細い方が音がよくなるようです。
今まで14mmぐらい、最初など18mmのC管まで作ったことがありましたから。
このC管は柿渋が乾いたら鞄に入れて持ち歩こうかと思っています。

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タイの笛

妻がタイの旅行から帰ってきました。笛吹おやじへのおみやげはタイの民族笛です。

thai-fue.jpg

黒い部分に唇をあてて回しながら吹くと音が鳴ります。A,C,D,E,Gの5音階でBとFがありません。
ビンの口を吹いた時の音が軽快になった感じの風のようなよい音がします。
音はするのですが曲は吹き方が分かりませんでした。誰かご存じありませんか?

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2004.07.19

パイロットの友人にF管進呈

パイロットの友人が自宅に遊びに来てくれ、たぬ笛に興味をもってもらえました。
彼はピアノの名人だけあってか笛にふれて5分ほどで音がでました。たぬ笛は442Hzが基音なのですが、
ピアノの人だけあって基音は440Hzが耳に心地よいとのこと。吹きやすさを一番に440Hzを基音にしてたぬ笛を
作成し進呈しました。……写真取り忘れました (x x)

○型番:F-20040719-1(F-1c/30℃/虎竹-3節)
 ※吹き易さ優先に極太(22mm)で竹皮は薄い目(1.95mm)
 ※基音440Hz/平均律-F
 ※大甲音( )がでない

 極太だけあって端補正率が平均と大きく違っていました。初めて指孔をあけてから管長を切りそろえたり、
4〜6孔をあけてから1〜3孔の端補正率を変更したりましたが、おかげでぴったり調律できました。

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2004.07.13

B♭-20040713-1

B20040713-1.jpg

○型番:B♭-20040713-1(B♭-0c/30℃/晒竹-2節)
 孔ごとに若干-20〜+20cずれましたが、総じて音程がとれました。少しカリ気味で音程があいます。

 笛のできを調べるのにラピュタの「君をのせて」を吹くことにしています。高いラまでの音が入っていて
 高い曲のテストによいからです。何度も吹いているせいか、昔はドミソ・ドファラ・シレソの和音の聞き分けが
 できなかったのに、さすがに音のずれが50cをこえるとわかるようになってきました。

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2004.07.12

音がずれてしまう

2本作ったが2〜3孔で音が70cほどずれてしまった。平均から数値をとり、外径の比から端補正率を求めている
のだけれど、2〜3孔は内径変化が計れないため数値が違うことがある。必ずしも外径と比例していないようだし…

■課題
 指孔1〜6孔で正確な端補正比率を求める

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2004.07.11

笛つくりの輪

日本で数十万ありどんどん増えているというweblogなら同じような趣味の人がいるのではないかとweblog
検索で検索してみました。結果いました竹で笛を作っている方が…。

iMacと竹笛のゆらめき

そのYunyさんが八王子で展覧会を開くというのででかけて来ました。
Yunyさんが作っている笛は単音の笛です。指孔がありません。

kaze-no-fue.jpg

もちろんドレミ音階で演奏はできませんが、管尻に指をさすことで音程を変えられます。
数年前から少しつず形が変わりながら製作されているそうで、今v2.0だそうです。
これからの変化が楽しみで、話が盛り上がってきました。

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2004.06.27

篠笛の兄姉弟子にたぬ笛進呈

竹主喜が習っている篠笛の会の兄姉弟子にたぬ笛を合計4本進呈しました。
どんな感想がもらえるか楽しみです。みなさんメールを使っていらっしゃらないので次に会うのは8月です。
もちやすさもあってか比較的小さい笛の方が人気があったのは勉強になりました。

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2004.06.21

F-2004062-1(F-0c/29℃/女竹-1節/うるし塗)

■実験作成
 本来横笛では竹の根元を管頭にするのですが、竹材購入時に逆に節切りしている竹ばかりまとめてあったので
いっそオクターブ比がどう変わるかの実験になると思い細めを1本入手していました。今気になっている実験を
盛り込んで作りました。

○型番:F-2004062-1(F-0c/29℃/女竹-1節/うるし塗)
○6/19入手の女竹で作成してみる。すぐ使える竹かどうか?
 ※十分乾燥させてあったらしく、炙ってもほとんど油がでない。やや肉厚(4mm)で切った印象は十分堅かった

○節の切り方が根本が管尻側になっている。管尻側の方が管頭より約2mm大きい。オクターブ比はどうなるか
 ※外径管頭(21.2m)、外径管尻(23.6mm)、内径(15mm)、節厚(5mm)、歌口-節(33mm)、温度(29℃)
 ※孔径(歌口-1〜6孔) = 12mm 10-10-10-9-10-10mm
 ※オクターブ比 = 1.92-1.97-1.96-1.97-1.98-2.00-2.01
 ※F管にしては細めなので、指孔小さめで甲音重視にしました。
  オクターブ比は2.01からはじまり2孔まで1.96以上と優秀です。1孔で1.92にさがるのは比較的優秀な数字で
  節抜きの場合とも、管尻が細くなっている場合とも違いが表れませんでした。
  もしかすると管尻に向かって細くなっていないとオクターブ比が大幅に狂うかと思っていたのですが…
 ※音は筒音が若干でにくい他は音程もよく、乙音はよく出、特に甲音がよくでます。
   ただ大甲音が少し痩せているような気がします。

○ワシン合成ウルシの塗装
 甲音重視なので、管内壁を篠笛のように合成ウルシで鏡面仕上げにするとどうかわるかを試してみます。
 今日は一次塗りをしたところまで。今回は室内で行いましたが、溶剤のにおいがするし次回は外でやります。

washin1.jpg
ワシン合成ウルシ

washin2.jpg
F-20040621-1


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2004.06.14

たぬ笛製作工程

1) 竹をじっとみてどんな笛にするか決めます
 竹が長ければより低い音の笛になり、同じ長さで太ければより低い音の笛になります。
 歌口は大きければ音量が増しますが、息が必要になります。
 竹主喜の経験では歌口が小さい方が高音がきれいに鳴り、大きいと低音がよく鳴ります。
 指孔が大きければ音量が増し、低音がよく鳴ります。高音はなりにくくなります。
 材質は竹主喜は女竹と虎竹の経験しかありませんが、やわらかい虎竹だと音も柔らかくなるようです。
 物理的には周波数グラフのピークがどれだけとがっているかを示すQ値が材質が柔らかい(=摩擦抵抗が大きい)と
 低くなっているため、ピークがなだらかになっているようです。

 C管に太すぎる竹をつかってもC管の特徴であるはずの高い音がでないか鳴りが悪くなります。
 F管に細すぎる竹をつかってもF管の特徴であるはずの低い音がなりにくくなります。
 竹格(リシ笛 -リンクを参照 の造語です)にあった笛のイメージを固めましょう。

※竹格対応表

管調必要管長管尻内径指孔標準サイズ
C管約315mm〜13±3mm8mm
B♭管約360mm〜14±3mm8.5mm
G管約430mm〜15±3mm10mm
F管約470mm〜16±3mm11mm

※内径の±3mmは、C,G,F管で+3mm以上だと甲音がでにくくなった経験からです。-3mmは未実験です。
※歌口最大サイズは、内径 x0.75 (このサイズを越えると甲音(中音)がでにくくなるようです。
※指孔標準サイズは甲音が出やすく指が細い人でも押さえられる小ささです。竹格によってこれより大きくします。

2) おおよそのサイズに切り、節抜きします
 竹格対応表を元に1節なら最大サイズに切ります。2節以上使うなら節抜きをします。
 切断は通常ののこぎりでOKです。節抜きは内径にあったサイズのリングオーガーを使います。
 必要ならコンロであぶって曲がりを直したり、油抜きを行います。
 竹主喜はまだ竹は市販品を買っているので曲がり矯正や油抜きは行っていません。
 管内部を掃除します。粗目の繊維たわし等を小さく切って、ワイヤハンガをのばして先のリングに加工し、先端に
 つけています。
 やすりに長い柄をつけたものも使います。竹の皮が浮いていると音がきれいにでないので、念を入れて掃除します。

2004/09/23更新・篠笛7節を追加
たぬ笛計算表(yokobue.xls)

3) yokobue.xlsに必要項目を計測し記入する
○竹のサイズ等を測り以下の項目を記入します
 節側外径=外径大(B5)、管尻外径=外径小(C5)、内径(D5)、節厚(E5)、気温(G5)
 基音(H1)は442Hz以外の場合のみ変更してください
 調は平均律C〜F、ピタゴラス律C〜Fを選んでください。X〜AK列に必要な周波数が自動表示されます。
○竹格に合わせた歌口・指孔サイズの決定
 歌口の大きさ(I5)、指孔の大きさ(J〜O) 上の表にあるようなサイズ以上で決定します。
 ポイントは4孔と5孔の大きさです。この二つはミとファになるため間隔が半音になり、他の指孔間より狭くなります。
 C〜B♭などの小さい笛ではこの間隔が狭すぎると演奏できないので、4孔を小さくして歌口側に、5孔を大きくして管尻側に
 することで間隔を少しでも大きくします。しかし指孔は大きさが揃っていた方が音は揃うのでバランスが必要です
 サンプルを示します。


調1孔2孔3孔4孔5孔6孔
C,B♭8.58.58.5898.5
F10101091010

○歌口の節端からの位置(F5)の決定
 これがまだ確定した式を得られていません。
 歌口の位置と大きさでオクターブの距離が決まります。当然オクターブ比(=低中比=甲乙比)は2.0が理想です。
 歌口が大きくなると位置は管頭に、小さくなると管尻側が適切になります。
 経験では歌口12mmで歌口位置30mm強のようです。しかし例外もあり研究中です。
 またオクターブ比は筒音(最低音)だけではなく全指孔に存在します。通常管尻から管頭に向けて徐々に0.1ほど
 低下します。
 この低下を低く抑えること、またオクターブ比のピーク(2.00)を3〜4孔にして管全体での低下を更に低く抑えることが
 正確なチューニングにつながります。
 また指孔ごとのオクターブ比の変化は管の内径変化(テーパ)も影響しているようです。
 経験では管頭より管尻の外径が2mm程度細い先細り管の場合よい結果が得られるようです。ここは要研究項目です。
 
4) 歌口を開ける
 2)で決めた位置と大きさに歌口を開けます。先三角ショートビットを使います。竹には事前にサージカルテープを
 貼っておくとバリが少なくてすみます。
 もしフルートや篠笛のように歌口を楕円形にする場合小刀で大きくします。
 管尻側に削ると音が高くなります。1mmにつき約1Hzです。
 管頭側に削るとオクターブ比が変わるはずですが、数mmでは変化が見えませんでした。

5) チューナーで周波数を確認しながら管長を切り揃える
 甲音(AK5)と乙音(AD5)の周波数を尺八チューナ等を使って測定し記入します。管長(V5)も測定します。
 この時点で理論管長(V4)と測定管長(V5)の差を端切除長(W4)として青色の列に表示されます。この長さを切除します。
 ただし理論管長は端補正値42mm(W5)で計算した値です。この値は30〜55と変動するので、1mm切断すると
 乙音約1Hz、甲音約2Hz高くなることから加減して切除します。
 甲音または乙音が揃ったら端補正値(W5)を修正して理論値と実際値を揃えます。
 この後指孔の位置はこの端補正値のn倍で求めているので影響が大です。
 ただし端補正値はフルートでも42mmになっているようで、42mmから大幅に変わると音律を揃えるのは難しいようです。

 指孔とも共通ですが、オクターブ比が2.00でないと甲音乙音の両方の周波数を合わせることはできません。
 甲乙のどちらかを合わせるか、間をとるしかありません。竹主喜は音に敏感な人に聞いてもらって間のとった方が
 印象がよかったのでそうしています。
2004/07/03更新
 ずれが大きい場合低い方のずれがより影響が大きいので低い方を合わせるようにしました。

 音がどれだけずれているか(セント)が6行(AK6,AD6)に計算されるのですが、AK6+AD6=0に近くなるようにしています。
 全ての周波数を入力するとW12の青い欄にセント合計が表示されます。

 またP6〜V6に筒音〜各指孔でのオクターブ比が計算されるので参考にしてください。

6) 指孔を管尻から順にあける
 工程としては歌口と同じです。ただし管尻から一つづつあけて理論値を1mm≒1Hzを参考に微調整しながら
 開けてください。
 なお指孔を増やす(=6孔を開けて測定した後で、5孔を開けた時の6孔)と音が5〜8Hz下がります。これは管の
 厚さによるのですが、指孔を塞いでいても小さな凹が抵抗になって音速が遅くなり周波数が下がるためです。
 孔を開ける時はこれも計算に入れた方がよいでしょう。

 前述しましたが、指孔の計算は下記の式によっています。
 ※厳密にはlは歌口管尻側辺と指孔歌口側辺 or 管尻までの距離です。
  エクセルでは歌口および指孔の中心の距離になるように節-歌口の長さや指孔の大きさを計算しています。

l[n] : 端補正値。n=0は筒音、数値が指孔を示す

※管全長
l = m(331.5+0.6t)/2f - l0 - 0.61re (物-5-a)
※指孔
l = m(331.5+0.6t)/2f - l[n] (物-5-b)

 ここでl0がW5の値です。l[n]はl0に定数を乗じて求めています。
 この定数は竹主喜が作成した20本程度の横笛を平均して求めています。AL5〜AR5の数値です。
【重要】2004/07/04更新
 AL5〜AR5の値を端補正率と呼びますが、この値は内径の変化と比例します。竹は平均として管尻が管頭より
2mm程度細いです。しかし管尻と管頭の太さがほとんど変わらない場合は、端補正率の値を1〜6孔で同じ値に
する必要があります。
 この数値の意味するところは、内径変化が大きい(管尻の方が細い)ほど指孔を管頭に寄せる必要があるという
ことです。言い換えると内径変化がない場合、指孔を管尻に寄せる必要があるということです。

 AL6〜AR6はその笛での定数を計算しています。AL3〜AR3にそのシートでの平均が計算されますので
 適宜変更してください。
 なおAL3〜AR5を変更する際は編集後、[CTRL]-[SHIFT]-[ENTER]を押してください。

 ドリルで孔開け直後はバリがでているので、半丸やすりできれいにととのえています。
 楕円にするなら歌口側に削るとやはり1mm≒1Hzで高くなります。

7) 柿渋液につけ表面は拭いて約1週間室内で日光にあてる
 湿気に耐えられるように柿渋で管内表面をコーティングします。2〜3度繰り返すと飴色のよい感じになります。

■現在の課題
○オクターブ比全指孔2.0を実現するための定式
○吹くのに力がいるようで吹きづらい。吹き心地改善

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