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2006.06.09

Em-20060607と純正律短調

Em20060607
○Em-20060607-1-1(純正律(短調)442Hz -6c(-26c)/28℃/メダケ-1節/内径17.5mm/オクターブ比1.94-2.03/指孔10.5mm)
 ※筒音Gの短調なので笛番号はG-ではなくEm-としています。
 大阪の青木様ご指摘の筒音Gの順瀬率短調=Emの笛を作成しました。先の記事の通り、レ(管尻より1孔)が純正律長調より更に下がります。

A=440Hzの筒音Gの律ごとの周波数ド(G)レ(A)ミ(B)ファ(C)ソ(D)ラ(E)シ(F#)ド(G)
ピタ律(G)ドに対する比率19/881/644/33/227/16243/1282
周波数392Hz441Hz496Hz523Hz588Hz661Hz744Hz784Hz
平均律(G)ドに対する比率122/1224/1225/1227/1229/12211/122
周波数392Hz440Hz494Hz523Hz587Hz659Hz740Hz784Hz
純正律長調(G)ドに対する比率19/85/44/33/25/315/82
周波数392Hz441Hz490Hz523Hz588Hz653Hz735Hz784Hz
純正律短調(Em)ドに対する比率110/95/44/33/25/315/82
周波数392Hz436Hz490Hz523Hz588Hz653Hz735Hz784Hz
 ※ドを平均律と同じにしている。

♪サイレントムーン -G-20060606-1(ピタ律G)
♪サイレントムーン -G-20060531-1(平均律G
♪サイレントムーン -G-20060605-1(純正律長調G)
♪サイレントムーン -Em-20060607-1(純正律短調Em)

 ご指摘の通りサイレントムーンにはEmの方がのばすAの音が低い分だけ落ち着いて、しっくり来るとの妻の感想です。
 竹主喜は笛の音は自分で創るというのはピッチを合わせることしか分かっていませんでしたが、レ・ミ・ラ・シのピッチをほんのわずか変えるだけでこれほど雰囲気が変わるとは思いませんでした。

 大阪の青木さんいろいろ教えていただきありがとうございます。

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コメント

いや~~、なかなか研究が進んでいますね~。
そこで、ちょっと疑問なんですが、大阪の青木さんはこの曲を吹くにはAmの純正調の笛が必要だとのことですが、
それは、Emの笛でも代用出来るものなんでしょうか?
筒音をAにして、短調の笛を作れば、Amの笛になる訳ですが、筒音をGにして短調(Em)の笛を作った場合でも、
純正調としてこの曲に関して音律は同じようになるのでしょうか?
平均率ならば、単にスライドさせればいいのでわかりやすいのですが、
純正調だと調によってはスライドは出来ないですよね。
う~ん、このあたりになると…頭がこんがらかっちゃいますよね~。

投稿: まさ | 2006.06.11 02:29

まさどんさんいつもコメントありがとうございます。

私も理解するのに1日勉強しました。
 まず短調はラを基音とする音階です。なので筒音AでAmにするにはシとドの間=管尻から2孔と1孔の間が半音になります。通常は3孔と2孔の間が半音ですから指孔の位置がずれてちょっとおさえられなくなります。結局指孔の位置は「純正律長調と短調」の記事で計算したようにドを基準に変換する必要があります。

 通常の筒音をドにした笛なら筒音の2度下の音の短調になります。仮に筒音がAならF#mになります。筒音がGならEm、CならAmです。G管は4の音から始めるとCになるので大阪の青木様はCの短調でAmとおっしゃっていただいたのだと思います。

 と竹主喜は理解しているのですが説明におかしいところありせんかね?
 

投稿: 竹主喜 | 2006.06.11 10:46

なるほど…確かに短調の音律にすると指孔の位置が移動しますよね~。
私はそういう笛を作ったらいいのじゃないかと思ったんですが、
指孔の位置が変わるので、吹けないということなのですね。

>通常の筒音をドにした笛なら筒音の2度下の音の短調になります。
↑これは、3度下、2音下げるということですよね。(2音という言い方は正確ではないのかもしれないですけれど…)

で、気になったのは青木様はこの曲は純正調で吹くならAmだとおっしゃっておられますが、
それを純正調のEmの笛で吹いても問題はないのかなぁ…ということが、疑問に感じたのです。
純正調って調が違うと同じ音名であっても周波数が違うこともあり得るじゃないですか。
そうなると、Amの音階をEmの笛で演奏しても問題は出ないのかなぁ…と、素朴な疑問なんですけどね。
Aを基準にするとEは5度上か4度下になりますね。
だから、この場合は問題にはならないってことかなぁ…とも思うんですが…。
この辺は音楽理論の初歩レベルですね~。

投稿: まさ | 2006.06.11 12:05

まさどんさん素早いコメントありがとうございます

>通常の筒音をドにした笛なら筒音の2度下の音の短調になります。
↑これは、3度下、2音下げるということですよね。(2音という言い方は正確ではないのかもしれないですけれど…)
 ご指摘の通り3度下です。間違えちゃいました。

 AmとEmの違いの件厳密にはおっしゃる通りだと思います。平均律と違い純正律では調が違うとドを中心とする音階の比は同じでしょうが印象が違うでしょうから。笛は移調楽器ですから調の違う管に持ち変替えるだけで移調になりますが移調してよいのかが問題になりますよね。
 ただGとAmもしくはEmでは移調に加えて長音階と短音階の変換もしているのでさすがに問題だと思いますがAmとEmでは移調だけなので竹主喜としてはよいのでは…と思っていました。Am=筒音Cではちょっと音が高すぎるように思うのです。

 サイレントムーンのCDを聞いて音を合わせたところF管(B♭)の調があいました。となるとほんとは筒音Fの短調Emか筒音B♭の短調Gmが正しいのだと思います。そう思って今純正Fと純正Dmを作っているのですが平均律、ピタ律、純正律長調・短調の本数を作って揃うのは少し先になりそうです。揃えば筒音Fが揃えば管の違いによる印象の違いも改めて調べられると思っています。まさどんさんが気になっているところでありご指摘のところは竹主喜も気になると思っています。書いている内に次の方向がまとまってきました。コメントありがとうございます。

投稿: 竹主喜 | 2006.06.11 12:32

またまた話が難しくなってきていますね。
サイレントムーンをお聞きして採譜したところ、一番最後に伸ばす音はA音(筒音G管で右薬指を開にした音)であると思います。であるならば、この曲はイ短調(Am)となります。Amのペンタトニック(A、C、D、E、G)はG管の笛でも指の半開やメリカリ無しに演奏できるのでGの平行調ホ短調(Em)と混同しやすいのですが、この曲はあくまでイ短調(Am)です。厳密にはAmの純正律とEmの純正律では若干のピッチの違いはありますがそれほど気にする必要もない程度だと思います。私の笛の場合もそうですが、よほど上手な奏者でない限り、純正律/平均律の違い以上に個人の癖やオクターブのずれのほうが大きいような気がしています。
私の笛は、筒音Gの場合、左親指にF音を出す孔を開け、左手指孔全閉のC音を基準にしたハ長調(C)と考えるようにしています。こうしますと、ハ長調とト長調(#1つ)が指の半開やメリカリ無しに演奏が可能です。またイ長調(#2つ)も比較的容易な左薬指の半開だけで演奏できます。こうすると半音違いで4本の笛を持っていればほとんどのキーの曲は演奏できることになります。ぜひ「左親指にF音を出す孔」を一度お試しください。便利ですよ。

投稿: 大阪の青木 | 2006.06.13 14:29

大阪の青木さん初めまして!
竹主喜さんの竹友のまさと申します。

以前にG管でAmを吹くのは難しいとおっしゃっておられたのは、
F#→Fの指が難しいからとのことだったと拝察いたしました。
なるほど…それならば納得です。

おっしゃるとおりG管でC調を演奏できるというのはなかなか便利ですよね。
で、それならば、これでAから始めればAmだよなぁ…と、
昨日もいろいろ音を出しながら考えていたところでした。

投稿: まさ | 2006.06.14 13:36

 すみません、私の拙い文章力がいろんな解釈を生んでいるようです。
 まさ様の 「F#→Fの指が難しいからとのことだったと拝察いたしました。」につきましては、まさに(しゃれではありません)その通りです。
 私が一番申し上げたかったのは、純正律Emで調律された笛のA音はあくまでEmの4度の音であって、この曲のA音はこの曲の調であるAmの1度の音であるということです。
 Aの音がGやEの音にくらべて高いか低いかではなく、Aに対してGやEの音が高いか低いかを考えなければならないということです。最初の投稿の「イ単調(Am)で調律された笛が必要」という文章の真意です。お分かりいただけたでしょうか?余計にこんがらかってしまったでしょうか?後者であるならばごめんなさい。


投稿: 大阪の青木 | 2006.06.14 18:45

 みなさんコメントありがとうございます。少し家を離れていたものでお返事が遅くなってしまいすみませんでした。

■G管でF#→Fの指
 大阪の青木様の笛はすると7つ指孔があるのですね。発想が斬新ですね。
 たぬ笛は[歌 ○●● ●○○] (7メ)という指でほぼF#→Fの指が半月なしでできます。
 このおかげでG管ならGとC調が、F管ならFとB♭が半月なしで演奏できることですね。
 上の換え指では微妙に音がずれる場合があるので、F#→F用の指孔を空けるのは
 アイディアですね。

■Amの曲を吹く方法
 少し考えこんでしまいました。調と律にこだわるのならAmの曲はAmが適しているとおっしゃること、そのためAmで調律された笛が望ましいこと分かります。
 筒音Cを純正律短調で調律するとAmになるのですが、この笛で同じ指使いで吹くとDが基音になってしまいます。ならば最初の音を[歌 ●●● ●○○]で始めるとAmで吹けるのですが、最低音が筒音より低くなってしまいました。
 お手をわずらわせますが、どうすればこの曲をAmで吹くことができるか大阪の青木様おわかりになりますか?

 それと左のメールリンクから譜とmidiメールで送っていただけませんか? よろしくお願いいたします。
 

投稿: 竹主喜 | 2006.06.15 22:56

自己レスです。
 まさどんさんから指摘があったのですが、この場合筒音GでAを基音(1)になるように計算すればよいのですね。

 今回は青木様のご指摘の通りではなかったかもしれませんが、音律の差で笛を吹いた時の味が大きく違えることができ元々の目的だった笛の味を出すことに成功できたと思っています。
 次は調の違いと律の違いの差を確認したいと思っており、C,B♭,A,Fで各4本用意したいと思っています。なので次は筒音CでAmの笛で最低音はでませんが、指を変えて演奏して雰囲気をみたいと思います。

 大阪の青木様のおかげで又一つ課題がクリアできました。ありがとうございます。

投稿: 竹主喜 | 2006.06.15 23:36

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