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2005.09.12

尺八の永井栖鳳氏

妻の仕事について初めて山形旅行に行ってきました。泊まった旅館で以前真演奏をされた尺八の製管士の方が山の方に住んでいらっしゃるとか。旅館の方にわざわざ送っていただきお話を伺うことができました。
この道38年のまさにプロの方で、工房はおびただしい竹と工具に囲まれているのですが特筆すべきは自然に囲まれたそのお住まいでした。

http://www.ntv.co.jp/burari/030215/info06.html
http://yamagata-rinri.net/ms/20041204ms.html

元は山水の最上流にあたる村落だったのですが山形の雪と不便さから廃村になってしまい、その古民家をご夫婦のみで再生されてお住まいになっているのです。その村落に住んでいらっしゃるのは弟子に当たる方が隣にいらっしゃるだけだとか。以前は横浜に住んでいらっしゃったのですが、ヒンドゥー教に言う「林住期」に入ったとして自然と共に生きるようにしていらっしゃるのだそうです。
楽器というよりは法器としての尺八の話をしましたが共感することが多く大変濃い時間を過ごさせていただきました。

連れて行ってくださった旅館の方がミュージカルのキャッツのファンだそうで、下手ながら「メモリー」を披露して参りました。

…学生(がくしょう)期、家住期、林住期、遊行期…か…。

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コメント

う~ん、僕もそろそろ林住期に入ったのかも知れませんね~。

>法器としての尺八の話・・・

そうなんですか~。
確かに・・・尺八は音程よりもこちらが大事という方も多くいらっしゃいますよね。
演奏も音楽的なことよりも、精神性を重視しますし。
禅の一派ですから、当然といえば当然ですが・・・。
でも、どんなお話をされたのか興味津々♪

それから、「メモリー」も興味津々です!

投稿: まさ | 2005.09.13 02:31

まさどんさんこんにちわ。
1時間半ぐらいの時間でしたが、「笛を作ることは楽器をつくるというより生き方を探すことだ」なんて話しで盛り上がっていました。
この道40年弱の栖鳳氏も最初はピッチや(たぶんオクターブ比)を正確に作ることに意識が向いていたが、年とともに法器としての性格を考えるようになり、「そんなに正確でなくても」と思うようになったとか。まだ竹主喜はそんな境地には達さないなぁ。

でも林住期の自然とともに生きる、話を聞いたせいか自宅に戻って寝るときに秋の虫の合奏が大きくなっているように気づきました。どこにいても自然の一部であることは気づけるのですね。

投稿: 竹主喜 | 2005.09.13 10:15

>笛を作ることは、楽器を作るというより生き方を探すことだ

なるほどね〜♪
西洋の音楽への感覚とは違うのかも知れませんよね。
もっとも、音程もそこそこ合っていてのお話でしょうけどね〜。
「人生の法器」としての横笛・・・作りたいですよね。

投稿: まさどん | 2005.09.13 13:10

まさどんさんコメントありがとうございます
極論すると音程を合わせる=作音が修行なので楽器として音程が合っていることも必須ではない…という考えもあるように感じました。そこまでいくと少なくとも今の竹主喜の気持ちにはしっくりこないですが。ピッチの正確さと音色にこだわって何が見えてくるか、道をしばらく歩いてみたいですね。

投稿: 竹主喜 | 2005.09.13 19:47

永井氏は都山流の古典本曲を吹かれるようですね。
古典本曲というのが吹禅尺八の曲のことですから、そういう考え方になるのかも知れません。
元々独奏しかやりませんからね。

楽器を人間の都合だけで作るんじゃなくて、竹の持ち味とか他の要素を考えるのでしょうね。
ちょっとリシさんの作風にも通じるものを感じてしまいました。
音程はかなり正確に作られているはずのリシ笛でも付き合うほどに作音の修行を要求してくるのですよね。

たぬさんが求める理想の笛への道・・・この先にどんなことが見えてくるのか? とっても楽しみにしています。

さて、自分ではどんな笛が作りたいのか、言い換えるとどんな笛を吹きたいのか・・・
ここ数日のやりとりでだいぶインスピレーションを頂いたように思います。あとは、時間ですね。

投稿: まさ | 2005.09.14 14:33

まさどん、Google先生に聞きましたね。私もそのページ読みました。

>あとは、時間ですね。

いやあほんと。返事が遅くなってしまいましたが、仕事のトラブルで昨夜は結局4時まで仕事で、11:30にはもう会社です。時間も心の余裕も置き忘れているなぁ。

投稿: 竹主喜 | 2005.09.16 11:50

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