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2005.06.19

ペンタトニック音階

 B-MADさんにも指摘を受けた「たぬ笛の味」について考えています。カオンさんにも以前「素直な」笛であると評していただいています。改良点という意味では味が足りないということでしょう。
 そこでふと思いついたことがあります。お箏など日本の典型的な音階は5音階(ペンタトニック音階)です。ペンタトニックとはドレミファソラシドの内5つの音だけを使う音階のことです。元はスコットランド民謡のほたるの光やさくらさくらなどペンタトニック音階は民謡・童謡に多く見られます。
 ちょっと勉強した限りですが、基音をドで始めるのかミで始めるのかなどによって何種類かあるようですが、使っている音を平均律的に考えればペンタトニックは以下の種類があるようです。

○ドレミソラ
 雅楽 -呂・律旋法
 かごめかごめ、花いちもんめ等 -里謡陽旋法
 スコットランド民謡・軍歌・唱歌など -4・7抜き長音階
 こきりこ節 -こきりこ陽旋法
○ドミファラシ
 お琴、さくらさくらなど -陰旋法
 数え歌、子守歌等 -里謡陰旋法
○ドミファソシ
 沖縄民謡

 さてここがポイントですが、笛の音階の中でペンタトニック音階を少し高めに(もしくは残りの2音を少し低めに)すればよりペンタトニック的に聞こえるのではないでしょうか?
 そう言えばリシさんのコメントでリシ笛との違いが以下のように書き込まれていました。

>「4孔が管尻方向に3mm位近くて、6孔も管尻へ3.5mm位モ寄ってるヨ!!!♪♪♪♪♪」

 これはレとファを低くしていることになります。音階としては若干違いますがやはり5音階が立つ(少し高めにしている)ことは違いがないようです。
 次はこの3パターンの調律をしてみようと思います。

2005/06/19更新
 この案は完全なアイディア倒れでした。笛を作っても思ったようにいかないので、低くする2音をマスキングテープで少し塞いで音が低くなるようにしました。低くしすぎると出来の悪い笛だし、かわらず区別がつかないか…
竹主喜が違いを感じられないだけかもしれませんがまあトライ&エラーの一つということで…

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コメント

一口に「味」と言っても、笛の音色の「味」と音階性能の「味」があるように思います。
リシ笛は音階性能にも彼特有の「味」付けがなされているような気がします。
これは測定した訳ではないので、感じ方だけなんですが。
でも、何人かで合奏するということを考えると、音階が違うのはどうかなぁ、とも思いますし、
逆にこの微妙な違いが良いよね~、という考え方もありますよね。
音質の方はいろいろやってみるつもりですが、こちらは竹そのものの持つ資質もあるんで、竹によって決まっちゃう部分が多いですよね。
良い竹を手に入れて、何年も寝かせて・・・時間がかかりますよね~。
とりとめのない書き込みになってしまいました。

投稿: まさ | 2005.06.20 00:40

>マスキングテープで少し塞いで音が低くなるようにしました
ぼくもよくやるのですが、どうもテープでは質量が軽すぎて、実際よりも大きく塞がないといけないような気がします。
そこで、ぼくはマスキングテープの上に、2Cm角くらいに切ったシップ薬を貼り付けたりしています。
効能はまだなんとも言えません。

5音階の笛は専用を作るか、孔を塞いだほうが良かったことがありました。

投稿: hiraoka | 2005.06.20 03:16

hiraokaさん、まささんコメントありがとうございます

 マスキングテープはまあ簡易実験用というところでした。
 まさどんさんのおっしゃる通り音色と音階性能のそれぞれ味があるようです。
 あの後再度リシ笛と並べて吹き比べたのですが、音色の違いがうちひしがれるぐらい違うと感じました。柔らかく吹くと柔らかい音が、強く吹くと堅い音が(スペクトル分析すると柔らかい時の1/fがきれいな傾斜になっていました。)します。竹なんでしょうねぇ。
 さあどうすればよい竹が手にはいるか…。犬ならぬたぬきも歩いてみますか。 

投稿: 竹主喜 | 2005.06.20 13:25

リシさんは油抜きはしていないとおっしゃっておられましたが、竹を茹でると彼のHPには書いてあります。
いろいろ調べてみると、これも油抜きの1つの方法のようです。
炭火で炙ってはいないので、油抜きはしてないとおっしゃっているのでしょう。
何らかの方法で油抜きをして何年か寝かしてから作ってみて、さぁどんな音になるか。
それからその結果をフィードバックして竹を探してまた寝かす・・・いや~、4~5年はかかりますよね~。
今のうちにいろいろ竹を仕入れておこうかな~♪

投稿: まさ | 2005.06.21 08:20

今度一緒に竹取り旅行に行きましょう!
少なくとも11月頃富士竹類植物園にホウライチクをとらせてもらいに行きます。生なので使えるようになるのに1年、よい状態になるには3年かかってしまいますが…
後は先日改めて新品のリシ笛にふれてみて燻製の強いよい香りがしていたことを思い出しました。
あの香りはヒントの一つの気がします。止まっていた煌燻竹プロジェクトを動かします。

投稿: 竹主喜 | 2005.06.21 10:04

初めまして。
以前より拝見しておりました。
写真も理論も詳しい笛作り情報、アットホームなお稽古日誌、どちらも大変読みごたえがあって、まだ全部読みきれません。(理論ほとんど分かりません^^;理系なんですが)

今回ご挨拶に上がりましたのは、3件ございます。

まず、ご関心の「ペンタトニック音階」ですが、「郷土文化協会」の尾原さんの著書で篠笛の数字譜と小泉文夫氏のテトラコルド理論(日本の伝統音楽の音階)を絡めて解説しておられます。篠笛の教則本・曲集としても安めで、おすすめです。
http://www16.plala.or.jp/kyobun/

2件目、「ペンタトニック音階」の笛として、アメリカ先住民の木製リコーダー「ネイティブアメリカンフルート」が大変面白いです。CDが「ワールドミュージック」の分類で日本でもけっこう出回っています。いかがでしょう?
http://www1.rurbannet.ne.jp/~naflute/ctc_001.htm
性能の割りに高価なので残念ながら「楽器」としてはおすすめできないのですが、音域狭いのに吹いていると大変幸せという、不思議な楽器です。私が持っているのは「5 holes,B minor」管で、基本音が「B,D,E,F#,A,B」、クロスフィンガリングで半音も出ます。(米国コロラド州に旅行に行ったときに買いました)

3件目です。
「篠笛」の情報HPを開いておりますので、差し支えなければ相互リンクをお願いしたいと思っております。
「篠笛ManiaX」
http://homepage2.nifty.com/iwatake/

「たぬ笛」さん、「リシ笛」さんには、失礼ながら既にリンクさせていただいております。
不都合がございましたら、ご連絡くださいませ。

なお当方、@nifty-cocologにブログを書き始めました。偉大な先輩「たぬ笛」さんと偶然同じプロバイダなのも何かのご縁と思います。よろしくお願いいたします。
http://iwatake.tea-nifty.com/

投稿: 岩茸 | 2005.10.11 01:05

初めまして岩茸さん、コメントありがとうございます
そして「篠笛ManixX」みせていただきました。内容の充実にびっくりです。リンクありがとうございます。こちらもリンクはらせていただきますね。

投稿: 竹主喜 | 2005.10.11 17:35

相互リンクありがとうございます!
私も5音音階に興味があって研究…というより遊んでます。よろしくおねがいします。

投稿: 岩茸 | 2005.10.11 21:39

岩茸さん 「音階」の「テトラコルド輪廻」等執筆楽しみにしております。
こちらこそリンクありがとうございました。

投稿: 竹主喜 | 2005.10.12 13:46

音階は面白いですね。 楽器の練習をしていますが、チューナーを使っていると、猫にも嫌われてしまいました。
この前、やっと、作曲の本の立ち読みで、だれも、音階どおりに演奏する人はいないという記述を見て、安心しました。 
ところで、インドネシアのガムランの音階はオクターブを7等分するもので、全部全音の音階を時々使います。
 それで、非常に独特な超合理的な(禁欲的な?)旋律がでてきます。 もちろん半音も出ますので、我々のなじんでいる普通の感じのメロディーもありますが、あれを考えると、なぜ、今の半音が2つあって、不均等な音階が自然に感じるのかがふしきに思われます。

投稿: デメチャン | 2006.08.18 14:23

デメチャンさんはじめまして。そしてコメントありがとうございます。

 音階といえば最近は純正律にはまっているのですが、純正律短調であろうサイレントムーンのCDに合わせて笛を吹くと同じ音でも音階が上がっていく部分か音階が下がっていく部分かによって音の高さが微妙に違うのです。はじめて短調は上げか下げかで音が違うというのが分かりました。

投稿: 竹主喜 | 2006.08.18 20:13

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