« 内壁x60倍研磨写真 | トップページ | 笛三昧の一日(2) »

2005.02.26

内壁のオイル塗装

 内壁の耐結露対策=防水=防カビ対策をオイル塗装でできるか実験を行いました。今回はオリーブオイルとリノキシンHという亜麻仁油を使いました。大型ホームセンターで木材塗装用のニス等も探しましたが、漆系(カシュー等)以外合成化学製品ばかりであきらめました。

■オリーブオイル
 台所にあったエクストラバージンオリーブオイルを竹片に塗りました。薄くぬってしばらくするとテカリもなくなり見えなくなりますが、布に含ませた(塗る用)状態をみるとオリーブオイルは当然ですが全く乾きません。ちなみにリノキシンHの方は数時間ですでに乾いています。
nocoat-olive 写真はオリーブオイルを塗った方竹片(右)と塗っていない竹片(左)にスポイトで水を1滴垂らし2分間経過した状態です。オイルを塗っていない方はすぐに水分を吸収してしまいましたが、オリーブオイルを塗っている方はオイルが膜を作っているためでしょう水滴が吸収されません。この水滴が結露の水滴だと考えると内壁が湿気りにくいはずです。
 オリーブオイルは竹笛の耐水分性を高めてくれそうです。しかし乾燥しないオリーブオイルでは頻繁にぬらないと内壁の掃除などをすると一緒に取れてしまうと思われます。そこで竹主喜が注目しているのが次のリノキシンです。

■リノキシンH
linoxin (有)日本リノキシンが製造している亜麻仁油(リンシード)を原料とするオイルです。亜麻仁油は古来重合し皮膜を作ってゴム状(リノキシン)になる性質があるため、番傘等に使われていたそうです。日本リノキシンはリノキシンを溶剤に溶けるように製造しているそうです。リノキシンオイルはバイオリンニスとしても使われているようです。
 亜麻仁油というと健康食品でも有名なぐらいなので健康への影響は問題なかろうということで試しました。
 ただし乾燥まで1週間ぐらいかかるそうで乾いて皮膜ができていない状態のリノキシンは水をたらすと溶剤に水がしみて広がってしまうので今日のところは竹片に塗っただけです。1週間後が楽しみです。
日本リノキシン HP

2005/02/27更新
「フラウト・トラヴェルソのページ」 楽器のメンテナンス
 フラウト・トラヴェルソについてのサイトです。楽器のメンテナンスのページにオイルを使った湿度によるクラック対策が非常に詳しく掲載されています。固まる油(亜麻仁油等)・固まらない油(オリーブオイル等)が化学式付きで解説されています。塗り方についての考察も詳細です。

|

« 内壁x60倍研磨写真 | トップページ | 笛三昧の一日(2) »

コメント

教室(?)によっては、龍笛では椿油を勧められます。鼻の油もあり。

投稿: w | 2005.10.09 10:20

wさんへ 初めまして。古い記事まで読んでいただいてコメントありがとうございます。椿油とは刃物用の椿油でよいのですか?鼻の脂…はまさか指ですくって塗りつける?ちょっと遠慮かなぁ。

投稿: 竹主喜 | 2005.10.10 20:54

秋祭りシーズンで、お返事が遅くなり、失礼しました。髪に使ったりする「本島椿油」という物を勧められました。鼻の脂は、話に聞いただけですので、どう使うかは、判りません。ですが、不純物というか雑菌がいて、かえってカビたりしそうですよね。

投稿: w | 2005.10.16 02:57

wさんコメントありがとうございます
本島椿油を調べたら髪と地肌の化粧用にも使われているのですね。オリーブオイルも化粧用だと聞いていますし、身体に害が無く酸化しないオイルで水分をはじき、表面が均質になるものが笛の内壁用にはよいのでしょうね。リノキシンは固まって粘度があるせいか吹き心地が重くなりました。オリーブオイルや多分椿油程度にはさらさらな方がよいのでしょうね。

投稿: 竹主喜 | 2005.10.16 08:56

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/36325/3087836

この記事へのトラックバック一覧です: 内壁のオイル塗装:

« 内壁x60倍研磨写真 | トップページ | 笛三昧の一日(2) »