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2004.12.28

G-20041228 -2004年笛作り納め

年賀状も大掃除も今年は早々と終え今日は笛作りの1日でした。多分今日が笛作り納めです。
G管を3本まとめて作りました。音程はほぼ安定して正確に作れますが吹きやすさというか音色にあと一歩不満があります。そこで今回は全笛のスペクトル分析をしました。作るのと同じぐらい分析にかかったかも…

2004/12/30更新
 まささんに指摘いただいて防音室内で再測定したところ10KHz近辺の乱れは発生しませんでした。
しかも管尻を壁に向けると乱れが発生します。どうも10KHz付近の乱れは笛が原因ではなく定在波が原因だったようです。ちなみに防音室の壁には吸音材が貼ってあります。

※定在波とは…
 定在波というのは、音源から進行してくる波と、反射して戻る波が重畳(重ね合わさること)して、特殊な状態になることです。重畳するときに、波が合成されて音の強さが倍になったり無音になったりします。
 この場合壁が10KHz付近の音を反射しやすかったのでしょう。固有振動周波数だった?。そのため壁から反射した音波で定在波が発生していたのだと思います。


○型番:G-20041228-1(G+2c/22℃/女竹-1節/内径16.0mm/オクターブ比1.96-2.02)

今回の3本の中では一番で低音ではよいのですが、甲音で10,000Hz付近で乱れがあります。

筒音筒音2オクターブ目

○型番:G-20041228-2(G-5c/22℃/女竹-1節/内径15.0mm/オクターブ比1.97-2.03)

比較的細身で女性用をイメージして歌口11mm/指孔9mmと小さい目で440Hzで作りました。
聞いて不満が残ると感じていましたが、スペクトルでも乙・甲音ともに10,000Hz付近で乱れが出ます。

筒音筒音2オクターブ目

○型番:G-20041228-3(G+2c/24℃/女竹-1節/内径15.7mm/オクターブ比1.96-2.03)

G20041218-1とほとんど違いはないのですが、微妙に1の方が音色がよいと感じていました。
分析すると乙音で10,000Hz付近で微妙な乱れがでるようです。

筒音筒音2オクターブ目

次の課題は10,000Hz付近での乱れの原因調査です。来年もいい笛つくるぞ!♪

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コメント

10Khzの所で何か共振しているような感じですね。ひょっとして測定している部屋のせいもあるかも知れませんね。その辺はどうなんでしょうか。笛によって出方が違いますけれど、もし定在波の場合はちょっとした音源の位置の変化などでも変わりますから・・・。
本当は無響室でやると良いんでしょうけれどね~。

投稿: masa | 2004.12.29 22:49

まささんへ
コメントありがとうございます。そうですね、共振も定在波の可能性もありますね。定在波だとするとマイク位置、演奏位置が違えばずれますから、今回の測定位置が微妙に定在波の発生になっていた可能性があります。共振も可能性は否定できませんね。
無響室はありませんが、防音室で年明け想定してみたいと思います。

アドバイスありがとうございます。

投稿: 竹主喜 | 2004.12.29 23:21

まささんへ
年末の帰省前に防音室で測定してみました。すると10KHz付近の乱れが発生しません。しかし管尻を壁に向けると乱れが発生します。このことから考えると共振というよりはどうも定在波だったようです。
ありがとうございます。考察からやり直します。

投稿: 竹主喜 | 2004.12.30 10:01

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