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2004.10.24

東京芸術大学「ひびき・かたち・そざい――東西の改良楽器をめぐって――」

tokyogeidai-gakki.gif  東京芸大の陳列館の改良楽器の展示会に行ってきました。東京芸大の敷地に行くのは始めてでしたが雰囲気のよい場所でした。
「改良楽器」ということで少し変わった楽器が多く展示されていました。笛のコーナーでは明治時代に
ホテルオークラで創始者の大倉男爵が制作したオークラウロが珍しかったです。オークラウロはフルートのキーを持った縦笛です。

 詳しく解説をアップされている方がいらっしゃいました。マルセル・モイーズ研究室よりオークラウロ

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http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/planed_jp.htm

柘植元一教授企画楽器展
 「ひびき・かたち・そざい――東西の改良楽器をめぐって――」
会期: 2004年10月21日(木)~11月3日(水)
休館日 月曜日
会場: 東京藝術大学大学美術館陳列館
開館時間:10:00-17:00(入館時間は16:30まで)

観覧料: 無料
 「改良」とは文字どおり、短所や欠点を改めてよくすることである。楽器の歴史をふりかえってみるとすぐに気づくことだが、改良の試みは、演奏家や楽器製作者によって常におこなわれてきた。したがって世界のすべての楽器は、大なり小なり改良楽器であるとも言える。しかし、今回この展示でとりあげた「改良楽器」は、以下にあげる特別な視点から見た改良楽器の特集で、これらを「改良」前の楽器と比べてみるという試みである。

・音楽取調掛作成楽器を含む教育用楽器
 明治十年代に提唱されさかんにおこなわれた各種の改良運動の一環としての「改良楽器」が対象。明治12年(1879)に設置された音楽取調掛では、長唄など歌詞改良を中心とする俗楽改良が推進され、和楽器の改良もいくつかこころみられた。
 展示例:改良胡弓、改良月琴ほか

・近代化とコンソート
 非西欧諸国では近代化時期に、伝統楽器の音域と音量拡大、十二平均律化がすすみ、西欧オーケストラを模した伝統楽器のアンサンブルも作られた。ことに旧ソ連とこれを模範とした社会主義圏では、民族主義につらなる民族器楽アンサンブルが一時代を築いた。
 展示例:バラライカ、ドンブラ、ルボブ等(旧ソ連邦圏)、二胡、革胡、大型二胡(中国)、 各種モリンフール(モンゴル)、有鍵気鳴楽器類(中国、北朝鮮)

・地域変遷
 交易や戦争のため特定地域から他地域に伝わり、現在では線状に分布する同属楽器群がある。演奏法やジャンル、演奏者の経済状況など諸因がかさなり、弦や駒、柱(じ)、共鳴胴の材質や大きさ、弦数やリード数などに変遷がみられる。
 展示例:長頚撥弦ビワ属、箱型コト属(西アジアを起点とした中央アジア、南アジア)、三味線類、短頚ビワ属、コト属(中国を起点 とした東アジア)、チャルメラ属(西アジアを起点とした全世界)

・既存楽器の模倣や復元、創作
 インドやイランのヴァイオリンのように、西欧の楽器が非西欧の伝統音楽にとけこんだ例は少なくない。また、あらたな民族文化を再構築するために、伝説や神話、過去にほろびた音楽伝承を復元と称して創作することもままある。これらも広義の改良として紹介する。
 展示例:タヨー(ビルマ)、ホシュタル(ウイグル)、バーブル・ギジャック(ウズベキスタン)、お鈴(日本)

・自動楽器
 楽器製作の一方向として、人間が介在する必要のない自動演奏楽器がある。
 展示例:オルゴールほか

【楽器紹介と実演のお知らせ】
(いずれも2:00から30分間の予定です)

10月23日(土) 曹俊■(笙)
10月26日(火) 武田守永 (尺八)
10月28日(木) マウンマウン・ゾーテッ (サウンガウ)
10月29日(金) 毛Y (古箏)
10月30日(土) ジャワガムランクラブ (ガムラン)
11月02日(火) チ・ブルグド (モリンフール)
11月03日(水) アブドセミ・アブドラハマン (ラワプ)

主催: 東京藝術大学音楽学部・小泉文夫記念資料室・東京藝術大学大学美術館
共催: 東京藝術大学音楽学部同声会
協力: キングレコード株式会社
<問い合わせ>
ハローダイヤル:03-5777-8600

投稿: 竹主喜 | 2004.10.24 16:20

 皆さん こんにちわ。 そーれーです。

 >竹主喜様
 ほぼ毎日楽しく読ませていただいております。

 芸大の 柘植元一教授企画楽器展  「ひびき・かたち・そざい――東西の改良楽器をめぐって――」  明日休みが取れましたので行ってみたいと思っております。

 笛の方 製作が遅れて申し訳ありません。気の重い仕事を抱え込んでしまい笛にさわれない日々が続きました。今日 山十さんに竹を注文いたしました。早ければ今週末には届くでしょう。「凛 (Rin’)」のライブDVDを聴き込んでおりますとますます尺八の音色に惹かれます。そんな音の笛を目指したいなと。。

 それにしても私が1000番を踏んだのがHP開設約3ヶ月後の9月28日、それから約1ヶ月でもう+800で2000番がそこまで見えてきてます。凄いペースですね。
 いつもながら竹主喜さんの探求心の深さと実行力には感服してますが、その現れではないかと思います。
 取らぬなんとかのですがもし私が2000番も踏みましても特典はご辞退させていただきましてお次の方へお願いします。

 こちらはリシさんつながりでまた輪が広がりそうですが、うまくいきましたらご報告します。明後日はフルート吹きの友人へ篠笛を渡す日。どんな感想が返って来ますやら。
 

投稿: そーれー | 2004.11.01 17:20

そーれーさんお久しぶりです。
アクセス数は順調に増えておりまして、ここ何週間か1日のアクセス人数がだいた十数人だったのが20数人に増えています。ありがたい限りです。

凛 (Rin’)のDVD推薦いただいて買いました。尺八は確かにいいアレンジしていると思いました。でもバックに電子音楽が流れているのが竹主喜的には不満なのです。

私も「リシ笛は1/f ゆらぎだった」で使った音響測定ソフトRALのメーカの担当者から電話をいただきまして11/16にお会いする予定です。ちょっと笛からはかなりずれていますが広がればまたHPにアップいたします。

笛はゆっくりすすめてください。ゆっくりお待ちしておりますので。

ではフルート吹きの友人の方の感想等楽しみにしています。

投稿: 竹主喜 | 2004.11.01 18:19

 竹主喜さん 皆さん おはようございます。  昨日いろいろありましたのでちょっと。

 東京芸大美術館陳列館の「ひびき・かたち・そざい 東西の改良楽器をめぐって」
見て参りました。解説を読まねばただ似ている世界中の民族楽器がならんでいるだけなのですが、それがオリジナルに近いものからいろんな国々を経ていろんな音楽に合わせるために、またいろんな政策によって機能や素材を変えていかれる過程が現れたもんだとわかるとなかなか興味深いものがあります。
 興味のある笛に関してはやはり指孔の増加->鍵の付加の過程が面白かったです。ケーナに似た朝鮮半島の楽器 タンソが改良され鍵を持った改良タンソ、尺八を鍵付き・金属素材化したのかシルバーフルートを縦笛化したものか「オークラウロ」、篳篥とチャルメラの関連。。 楽しかったです。
 これを収集された故小泉文夫先生は、家内が芸大勤務の頃にはまだご活躍だったようで家内もそのころの芸大のことなどを話してくれました。
 昨日の演奏は馬頭琴(モリンフール)のチ・ブルグッド氏、(斉布日古徳って書いてあって誰だろと思ってたら ブルグッドさんでした。)初めて聴く馬頭琴もとても綺麗な音で。

 リシさんから紹介していただいた バンスリ製作者・演奏者の インドラ・グルンさんとも連絡が取れました。リシ笛を知って笛を作り始めたばかりの者ですと切り出したらとても快く応じてくださいました。9日まではレコーディングで忙しいがその後なら少し時間が取れるそうです。
 竹主喜さんのことも話しましたらさそっていただきました。いっしょに伺いませんか?

 帰りに2つ隣の駅にある竹材店によってみたらまだ女竹はないとのこと。12月、1月だそうです。笛に使うくらいならその辺に生えてるから採っていったら?と言われました。 いいのか?

 で、自宅に帰ってみたら 山十さんから領収書が届いてまして、しばらくしたらなんと竹も届きました。もう少しかかるかと思ってましたが。G管によい寸法を頼みましたらほぼその通りのものをいただきました。
 さっそく歌口からあけましたら、先がドリルの木工キリはやはり割れますね。三角先か竹用を探しましょう。
 割れた節元は切って捨てて篠笛のように後で塞ぐ形でまいります。大事な竹だし。。

 尺八風の音を横笛でと考えてますが、いっそ「タンソ」、「ケーナ」の方向からもいってみようかなとも思いました。「オークラウロ」のコロンブスの卵みちゃいましたし。(長文失礼しました)

投稿: そーれー | 2004.11.03 08:49

そーれーさん

 お誘いありがとうございます。インドラ・グルンさんですか、リシ笛で絶賛の方ですね。それはもうぜひ一度お会いしたい。時間等はメールでお願いいたします。

 奥さん芸大ご勤務だったのですね。よいところのようで話を間接的でもまた聞かせてください。

 尺八風というのがどの特徴を指すかによるでしょうが、尺八は竹が太い分管内のテーパを自由に変更しているようです。その辺が音の違いでしょうか?

投稿: 竹主喜 | 2004.11.03 09:02

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